夢の話です。
私は夢を観ています。
ある峠のさびれた庵に若く美しいお侍が一人います。
その庵に三人の屈強な侍が客として招かれたようです。
庵へ向かう三人の侍へは、招いた若い侍から謎が出されているようです。
「松の木のように固く強くというのは、一体どういう事なのか?と」
3人は道すがら話し合います。
「武士の友情こそ固く強い松の木のようなもの」
その辺りに落ち着くわけですが、
3人が(実際に庵にはまだ着いていないようなのですが)その答を若い侍に返したところ、
美しいまだ少年のような侍は、庵の中で突然世にも恐ろしい爺いのような形相になり、
「軟弱である!」
と、3人の答を大否定するのです。
若い侍は、まるで狂ったように怒りながら、
「友情の心など無い。侍の美徳も一切関係が無い。ただ松は松!」
みたいな事を延々と怒鳴り、(全部憶えていません)
その異様な迫力に驚いた三人の侍のイメージ(なのか?)の若い侍は、
庵の囲炉裏の横に生える、あるいはかつて生えていたのか、松の木、あるいは松の木の切り株と
姿がダブっていくのです。
その峠には庵の横に大きな一本の松がありますが、
かつては松の林でもあって残りは切られてしまったのか・・・?私はイメージします。
その時、あっけに取られた3人の侍には
「松の木のように固く、とはどういう事なのか」謎の答が納得できたようで、
彼らは庵に招きいれられたのか、あるいはもはや訪ねる必要もないのか、(庵はもはや無人なのかも)
よくわからない処で夢は終わり、
私は目覚めます。
これは憶えているものの中では珍しいタイプの夢です。
夢の中では、3人の侍の納得に、私自身も納得がいくのですが、
目覚めてみると、夢の思考のしくみが何だかわかりません。
最初の侍の答が武士道の欺瞞が入っていることは、よくわかるのです。
夢の中でも、この答えには、一見良心に思える中の思考停止や世間体が入っていることは理解できました。
言ってみれば、納得の答えは、侍というものが持つ、全ての虚飾や習慣を払い去った、
友情などを遥かに超えた縁のようなもの、と、あえて言ってみることもできるかもしれませんが、
自分が観た夢とはいえ、何だかよくわかりません。
でも、松は「待つ」でもあるかなとか・・・?
夢の中で思考の言葉がすさまじい勢いで流れていました。
脳ってコンピューターみたいだと思いました。
現の脳で夢の脳を掴めなくても、それはいいやと思いつつも、
やっぱりどうしても、その発想法を知ってみたいのです。
画像は背中
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