ソニー・デジタルエンタテインメントの携帯サイト『まんちゅ』『全力書店』『ヒトコト』などで
連載中のコミック『Lolly Lolly』、
前々作の携帯コミック『DeviLove』の世界観を引き継いだ、およそ1000年後の地獄を舞台にした物語です。
そろそろ全てのサイトで登場キャラクターが揃うころなので、このブログで順番にキャラ紹介を致します。
『ローリィ・ポップ』
地獄の淫魔少女。1000歳の誕生日を迎えたばかり。
人間の感覚では中学生くらい、正に反抗期真最中で父親が大嫌い。
変態大魔王と大淫魔セクシィ・マーリィの間に生まれたお嬢様、生まれながらに魔力も強く、
そのせいか自惚れも気も強く、やることも強引、我儘で型にはまること自分を曲げることが大嫌い。
恵まれた境遇故か、この世的な(地獄的な?)ことに興味が薄く、ありえないような、掟に触れるような
世界に夢を抱いています。
友達は幼馴染で乳兄弟の少年バルバット。
但しバルバットはローリィのお付役でもあるので、ほとんど公平とはいえない関係性です。
彼の立場や大人しい性格もあって、ローリィの反抗は益々増長暴走しているような状態。
誰もキャッチできない、ローリィの余り余ったエネルギーと想いは周りを巻き込み事件を起こしていきますが、
その結末はどうなるのか?
キーワードはローリィがバルバットに夢を告げた時の宣言、
「世界は日々変わるの!」
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日本では伝統的に女性はこと恋愛に関しては「受身」というのが長い文化だったので、
一般的に、押しが強い女の子はあまり人気が無いような傾向がこの現代も大いにあるように私は思います。
テレビに出ているアイドルとかも、見た目を言えば可愛く優しげな女の子らしい子ばかり。
アメリカのキョーレツなロック歌手みたいな女性が日本でスターになるのは今にいたって難しそうです。
「可愛い」と思われる性格は、奥ゆかしさや害の無い方の素直さだったり。
…私もそうは思います。強い女は見ていて「元気」「凄い」「カッコイイ」という感じで
「可憐」とかゆーのとは違うというか。
フェミニズムを否定する意味とは全く違うのですが、
私は素直で大人しい、優しい女の子らしい少女が大好きです。
世の中が平和で優しい時、そんな子たちが生き生きと自然な優しい笑顔でいられるのですから。
思わず守ってあげたいという相手の優しさを引き出すのは、強い人よりも弱い人の持つ大変不思議な力です。
その不思議を探ってみたい欲求が、私が少女たちを描きたい大きな一つの理由でもあります。
だけど…押しが強くて、女性として見られないなど、時には損しているかもしれないけど、
それが正直な彼女の姿で、そういう風にしか生きられない、男勝りの女性たちも私は大好きなので、
可憐な子も、元気な子も、ローリィみたいなほとんどメャメチャな子も、
できるだけ沢山の女の子たちの魅力を自分なりに描いていきたいです。
たとえ私が自分の限界から、その相手を受け入れられなかったとしても、
この世の常識を破壊する、目上の言う事なんか聞かない、生意気な困ったちゃんしか行き着けない世界だって
必ずあるんだと思います。
歩くのは危険な道かもしれないけど、運良く無事にそこから帰れれば、きっと素敵な人に一歩リードして
笑顔でもどって来るんだと思っています。
画像は『Lolly Lolly』ローリィ。(C)ソニー・デジタルエンタテインメント
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