KTOOONZ BLOG

ktooonzのオシラセBLOGです。

悪魔が闇に飛ぶ

2012-04-21 14:01:56 | 

 

心は晴れ、世界は曇り。

 

私はよく夢を観ます。

比較的覚えていると言うだけかもしれません。

 

夢の発想は不思議です。

自分が普段思いつかない事、と思う事が大変多いからです。

 

だけど私の夢なのです。

自分が思いつかない事、と、自分で思っている事の方が誤解なのかもしれません。

 

時々ですが、夢の中に、自分の作ったキャラクターが出てくる事があります。

自分自身がそのキャラになる事もありますし、

私が彼らが動いているのを観ている時もあります。

大抵、普段私がまず作らないだろうという、シチュエーションだったりします。

ですが、それが面白いか、世の中で受け入れられるかは別として、

自分は、そういう、思いつかないだろうと思い込んでいるお話も、きっと作る事ができるのでしょう。

 

それが夢であれ、思いつきであれ、空耳の類であれ、

何か、意外なイメージが沸いたのだとしたら、

自分という固定観念枠の方を壊していくのも面白そうです。

 

『青い悪魔が夜空を飛ぶ』

 

今回は夢の内容をあまり覚えていないのですが、

印象に残ったのは、私が描いたキャラクターが出てきたからです。

 

キャラクター、セーキ。

角の生えた悪魔のキャラ。

企画しているアニメのムービーや、発表済みの携帯コミックに2回描きました。

夢に出てきたのは、記憶している限り初めてです。

 

ごちゃごちゃ色々とやり取りがあるのですが、

彼は暗い空を飛んで、三人の若い女性を地上から地獄に連れていった、というのを覚えています。

 

夢がこの辺りまで来た時に、

自分が自分の描いたキャラクターが出てくる夢を観ている事に気がついて、

珍しい夢だと思いました。

 

一人は悪魔の女性で、二人は人間の女性です。

悪魔の女性は、彼と関係が深かったと思います。

どういう女性だったのか、思い出せません。

二人の人間の女性を、彼は、「自分のペットにあてがう」というような事を

知り合いの丸っこいおっさんっぽい悪魔なのか、誰かに言っていました。

 

(ふーん。セーキは地獄でペットなんか飼っていたんだ。

そんなん作者の私も知らんかったわ…どーゆーペットなんだ?一体…)

はい。ここでも私が考えもしない事を夢が勝手にやっています。

 

何と言っても夢です。

疑問の形でも、何かしらのイメージさえすれば、どういうペットなのかが、

夢のストーリーや視覚に出てこなくても、私には大体わかりました。

 

人間の女性は餌なのかな?と彼女たちの行く末が心配だったのですけど、

(夢の中では人間の女性は意識を失っていたようです)

どうやら人間の男性にも似ている、言語能力を持ったものが、1.2匹いて、

悪魔たちとも、かなり高度なコミュにケーションが可能なペット的存在みたいです。

どんな姿なのかは余り良くわからなかったか、覚えてないかだと思います。

女性たちは、どうやら彼らの友達かお嫁さんか何かみたいです。

何だか気の毒な気もしますが。

 

彼は地上や地獄で色々なコミュニケーションをとり、

様々なやり取りをしていました。

何か彼らなりの仕事の類だったようにも思えます。

私の知らない知り合いが沢山いるようです。

結構明るくて、ちゃっかりした奴だなとも思いました。

 

人間の社会的視点から見たら変な事ばかりではあるのですが、

夢の中の地獄には、特に物語的に覚えやすいような事件などはなく、

大変日常的な雰囲気、リラックスしたセーキや他の悪魔たちに見えました。

 

自作のアニメや漫画だと、事件があって、キャラクターたちの喜怒哀楽が描かれるわけですが、

感情的にどっちでもないような、雑務的な、淡々とした、

私の全然知らなかったセーキもいるのね…みたいな感じでした。

 

こういう時、自分で作ったキャラクターの人格なんて、

正に夢と同じくらいあてにならないのかもと思います。

私は彼らの事なんか殆ど知らないような、

本当は自分が作ったわけですらなかったりして…というような、気すらしてきます。

彼らは私の仕事や制作のために、ちょっと演技してくれただけかもしれなくて、

素顔は全然違うのかもしれません。

 

形と舞台を作り、人格を投影したものたちは、後は勝手に動き回っているのかもしれません。

私の脳内バーチャルのどっかで、日常&時々事件が続いているような感じで、

そういう意味でも、何か拡がりのようなものを感じ、面白くもあるのです。

 

画像は、セーキとてぴぃ。

これ…かつて描いていた携帯コミックの『DeviLove』シリーズ第3弾のラフです。

当時カラーコミックのファンタジー新作という事で他も含めて企画していたのですが、

ネームが通らない中で、カラーやファンタジー企画そのものが求められなくなりました。

デジタルは、カラーでこそ描きたいので、私には残念な事でした。

一応話はできているので、発表する機会があったら嬉しいのですけど、

無理なら自主制作でもネット上でも、いつか発表できたらいいですね・・・


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