門前の小僧になりたいくらげ

学究的な空気に憧れて専門家の周りに出没しては雑感を綴るブログ。化石鉱物系がやや多し、の予定。

愛媛大学ミュージアム〜2018.02.03愛媛県松山市〜

2018年02月10日 | 博物館

 愛媛大学の学術研究の成果を中心に展示・情報発信している学内博物館で、入館無料です。訪館できたのが閉館30分前ですので、かなり駆け足での見学になってしまいました。

         

第一常設展示『進化する宇宙と地球』

第二常設展示『愛媛の歴史と文化』

第三常設展示『生命の多様性』

第四常設展示『人間の営み』

 エントランスホールには愛媛大学の歴史、とか大学総合情報コーナー、とかあるんですが、小学生の皆様(息子その1&学会で知り合いになったFさんご姉弟)は第一常設展示ゾーンへ直行。岩石・鉱物は地域性の高い標本を中心に関連他地域のものもあり、じっくり見ていると時間がなくなりそうなので泣く泣く割愛、古生物は蝦夷層群(北海道上部白亜系)アンモナイトが主でした。写真のとおり、復元模型もあったりしてかなり目を引きます。個人的に気になったのは地球深部研究に必要な超高圧実験のために生み出された「ヒメダイヤ」。愛媛大学が合成に成功した世界最硬の物質だそうです。難しい真球状のヒメダイヤの加工に成功したことにより、透明ナノ多結晶ガーネットなど、産業利用の可能性も含め様々に技術利用が見込まれるそうです。

 くらげびとはもっとっじくり見たかったものの、第二・第四展示は子ども達の興味を引かなかったのかスルー。第三展示の昆虫は博物館らしからぬ(失礼)遊び心に溢れた配列の標本箱が多く、息子その1は中身よりむしろ展示方法に興味を持った様子。

          

 30分という短時間ながら、かなり楽しい訪館になりました。蛇足ですが、この博物館のミュージアムガイドのリーフレットはかなり美しいです!最初見た時カメラかレンズのカタログかと思ったくらい使われている写真が美しく、トリミングも大胆。コンパクトなのに説明文は分かりやすく、英文も併記されています。これが無料で配られているなんて、、、一番感動したのはこのリーフレットかも、、、。



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