門前の小僧になりたいくらげ

学究的な空気に憧れて専門家の周りに出没しては雑感を綴るブログ。化石鉱物系がやや多し、の予定。

日本三大銅山跡見学・マイントピア別子〜2018.02.04愛媛県新居浜市〜

2018年02月21日 | 旅行

 別動隊※は愛媛県総合科学博物館(ブログ内関連記事あり)の次にマイントピア別子(べっし)を訪れていたようです。日本三大銅山※の一つ別子銅山跡地を利用したテーマパークで、ざっくり分けると西から順に最終採鉱本部のあった端出場(はでば)ゾーンと、端出場以前に採鉱本部だった東平(とうなる)ゾーン、さらに本銅山最初の坑道など各種遺跡を擁する旧別子エリアの3エリアになります。別働隊は当初「東洋のマチュピチュ」東平を目指していたそうですが道が(凍結により?)封鎖されていたため、端出場ゾーンのみにしたとか。

  ←別子銅山の大動脈第四通道 

  ←旧水力発電所(国の登録有形文化財)

 鉱山鉄道あり、観光坑道あり、温泉やキッズパークあり、砂金堀体験までできてしまう。。。と色々集まった施設ですが、相方のカメラに収められているのはほぼ銅山遺跡関連のみですので、興味がおありの方はぜひマイントピア別子公式サイトなどでお確かめくださいませ。

    

 フィットネス&遊具ゾーン。写真では何やってるんだ?状態ですが、輪っかの部分がぐるぐる回るそうです。成人向けのフィットネス器具も多く、健康志向な方々が集うのにも良さそうな場所です。

 

  

※1 当ブログ筆者くらげびとと息子その1は日本古生物学会参加、相方と息子その2その3が別動隊として観光中なのです。

※2 日本三大銅山:足尾・別子・日立・吉岡・阿仁・永松など、年代による産出量の推移のせいか地域性か諸説あるもよう。

 

 

参考:マイントピア別子公式サイト

   愛媛県立総合科学博物館公式サイト


坊っちゃん団子と坊っちゃん列車

2018年02月20日 | グルメ

 愛媛銘菓のひとつ、坊ちゃん団子。購入後、1本くらいは食べられるだろうと思っていたら、一っ口も食べられませんでした。。。あんこ嫌いの某御仁まで完食したってことは美味しいんでしょうけど。

 夏目漱石さんが松山に赴任された頃の団子とは異なるそうですが、その土地独自の名物があるっていうのはいいですね♪「名物にうまいものはある!」と思っているくらげびとです。・・・味知りたかったなあ。(同じ愛媛銘菓のひとつであるタルトは結構口にする機会もあるんですけどねえ。)

 そうそう、坊っちゃんと言えば、伊予鉄道には「坊ちゃん列車(ディーゼルエンジン)」というものがあり、大人1回800円で乗ることもできます。乗車券1枚につき1人1回いよてつ高島屋の大観覧車(ブログ内関連記事あり)に乗れたりとか、松山城ロープウェイや観光もついたお得なセット券も売られていたりとかしますので、関心がおありの方はぜひ一度お試しくださいませ。

  ←坊っちゃん列車のチョロQ

  

参考:夏目漱石「坊っちゃん」(青空文庫)

   坊ちゃん列車ミュージアム(IYOTETSU)

         愛媛県総合科学博物館(坊っちゃん列車車両の展示があります)

   道後温泉駅(坊っちゃん列車の車両が夜間駐機します)

   

 


愛媛県総合科学博物館〜2018.02.04愛媛県〜

2018年02月19日 | 博物館

      

 別動隊は今日も行く。くらげびとたちが学会に参加している間、息子その2その3は愛媛県総合科学博物館で楽しんでいました。恐竜・昆虫が目当てだったようですが写真を見ていると他にもいろいろ興味深いものがあります。あ、写真1枚目は平成24年にリニューアルしたティラノサウルスとトリケラトプス。”俊敏かつ滑らかな動き”が自慢だそうです。

    ←珊瑚がいっぱい

    ←Hallucigenia(ハルキゲニア)の復元模型新旧

    ←3F科学技術館「伝のゾーンにて」

 1F 多目的ホール、企画展示室、屋外展示

 3F 科学技術館、産業館

 4F 自然館

 敷地内にプラネタリウムやレストラン、売店もあり、生涯学習室や図書室とも繋がっている、何日でも過ごせてしまいそうな施設です。2Fがフロアガイドに記載されていないということは、事務局なんでしょうか?

 

参考:愛媛県総合科学博物館

   

 

 


化石友の会イベント「研究者との交流会」 in 松山〜2018.02.04 愛媛県松山市〜

2018年02月18日 | 古生物学・地学

 口頭発表後は化石友の会イベントです。もちろん今回の目的の一つで、息子共々楽しみにしていました。素人の疑問に答えるためにわざわざ研究者がスタンバイなさってくださるのです。この時ばかりは遠慮も手続きも考えずに質問できる!恐竜関係は息子に任せて、くらげびとは他分野の情報収集をば、、、と思っていたら、おもいっきり恐竜がご専門の方が同一テーブルに。。。息子は別テーブルで独自に動いており、予備知識のないくらげびと、いきなりピンチ。頭の中が真っ白になって聞きたいことが吹っ飛んでしまいました。後から思えば新聞記事について聞きたいことあったじゃないか。。。せっかくの機会だったのに。。。生痕化石の取り扱いについてとか、文献中に見られる生物についてとか、解析法を学ぶための基礎についてとか、いろいろお聞きしたいこともあったけれど、時間切れです。うーん、どうしても聞きたい内容に絞ってピンポイントでいかないとダメですね。。。ごくごく初歩的な疑問については解消できたんですけれど(初歩的過ぎてごめんなさい)。話題があまりにもバラバラで専門家の方にとっては申し訳ない時間のような気もしますが、くらげびとたちにとってはすごく有意義な時間でした。ありがとうございます。

 ↑愛媛県 西条市 市ノ川鉱山産・輝安鋼結晶(愛媛大学ミュージアム蔵)


日本古生物学会 in 松山その4〜2018.02.04 愛媛県松山市〜

2018年02月17日 | 古生物学・地学

 本日は生層序学のB会場に詰めっぱなしです。A会場も気になるのですが、移動できる時間も席数もないので断念。息子その1は意気投合した小学生Fさんと共に最前列に行ってしまったので、くらげびとは後ろでひっそりと聴講いたしました。聴講できたタイトルを敬称略で掲げます。

 

小松俊文・浦川良太・児子修司・高嶋礼詩・山口龍彦・グエン・ダック・フォン 

「ベトナム北部のドンバン地域に分布する上部デボン系トクタット層から算出するテンタキュリトイド」

 

佐野弘好

「岐阜県舟伏山頭部の美濃帯ペルム系石灰岩」

 

桑原希世子・佐野弘好

「異なる年代を示す放散虫共存の謎に挑むー美濃帯ペルム系チャートでの事例(その2)」

 

村松亜希人・森永優・鈴木寿志

「亀岡市保津峡沿いにおける丹波地帯群の放散虫年代」

 

山北聡・竹村厚司・相田良昭・堀利栄・高橋聡・Hamish Cambell ・Bernhard Sp?rli

「両極分布を示す前期三畳紀コノドント Wapitiodus」

 

高橋聡・山北聡・鈴木紀毅

「最前期三畳紀遠洋深海性黒色粘土岩から産したプラットフォーム型コノドント自然集合体」

 

鈴木紀毅・張並並・中村康秀・辻彰洋

「共生藻類をもつ現生放散虫」

 

板木拓也・平陽介・鍬守直樹・斎藤仁志・河地正伸・星野辰彦

「人工知能による放散虫の自動分類と今後の展望」

 

野牧秀隆・土屋正史・多米晃裕・矢生晋介・松崎琢也・村山雅史

「底生有孔虫Globobulimina affinis の細胞立体構造・微細構造の特徴と貧酸素環境への適応戦略」

 野牧秀隆・土屋正史・多米晃裕・矢生晋介・松崎琢也・村山雅史

「底生有孔虫Globobulimina affinis の細胞立体構造・微細構造の特徴と貧酸素環境への適応戦略」

 

上部白亜系和泉層群黒滝層基底部(松山市)の貝化石密集層・愛媛大学ミュージアム蔵