暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

繊細な

2022年09月18日 | 古民家
 茶色と黒と藍色に緑・・・穏やかな色合いが暮らしを包んでいると言えば、つつましく・・・
ごくたまに見え隠れする赤や黄色が、わずかな笑顔でも・・・
格別に映えて・・・単調な色合いが並んでいると、かすかな違いもより分けて・・・
暮らしの隙間に・・・繊細な手ほどきが、自然と身に付くんだと思う・・・。

道端の隅っこに・・・ぼんやり咲く雑草も・・・
丁寧に育てて・・・大輪を見せてくれる名のある花も・・・
未来に繋ぎ、種を刻むために一生懸命で・・・
フラリと香り・・・目を奪われる色合いも・・・命を繋ぐ大切な輝き・・・。
自然の中にあるそんなうつろいを・・・暮らしに咲かせて行くと・・・
ボンヤリと過ぎて行く時間に、風を運んでくれています・・・。

身体を動かすだけのエネルギーが食事なら・・・色合いも触感も、味も毎日同じで良くて・・・
造る楽しみも・・・誰かと食べる時間もどうでもよいけれど・・・
自然から頂ける感謝の気持で生まれる・・・暮らしの中の楽しさ豊かさから・・・
繊細な和食文化が、育ち・繋がれて来て・・・
お皿に添えられた・・・小さな花一つが、大きな意味を伝えてくれているように・・・
おもてなしの所作は・・・毎日の暮らしの気付きから生まれる・・・
先人からの教えを受け継ぐ・・・大切な文化なんだと思います。

コメント
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