暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

聞こえる

2022年06月15日 | 古民家
 遠くの森で嘶く音に・・・嘆きの声か、鼓舞の囃子か・・・
聞く時々で教えは変わり・・・森の近くに住む者へ何かを語り掛けようとしているようにも聞こえ・・・
命を頂き・・・森を変える仕業に、何事か吐き捨てる言葉にも聞こえて来る・・・。
恵みも災いも・・・同じように頂ける自然の変わり身に、人は従順であるべきなのかも知れない・・・。

水が張られた水田に・・・雲やおてんとうさまが映り込んで・・・
畔の道路にボンネットバスが走る・・・自転車も子供の走る姿も流れるように風が吹けば・・・
若草と一緒に・・・いくつもの命が育つ時期が始まって行く・・・。

自然任せの暮らしから・・・安定した収穫や暮らしが手に入り・・・
家事のせわしなさから、ずいぶん遠く離れ・・・役割もソロソロと時代と共に変わって・・・
平等の暮らしも慣れてくる頃になると・・・
また新しい何事かが始まって行く・・・。
厳しい環境で生きる者達は・・・幾重も変化しながら暮らしを合わせて来たけれど・・・・・・
自分達の所業で・・・暮らしを変えなければいけない・・・力の環境変化に・・・
右往左往知恵を吐き出す言葉が、漏れ出しているような気がします。。
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木造建築

2022年06月14日 | 古民家
 飛びぬけて大きい木材は・・・ずいぶんと古くに伐採されてしまい・・・
この先日本では、巨大木造建築も・・・大規模な木造建築の修繕もままならない状況で・・・
世界に目を向けて・・・大口径の木材を求めても、輸入制限が行われるなどしていて・・・
どうやら、古民家の住い造りにも、修繕にも・・・目を塞いでいられない問題があります・・・。

競ってお寺の建築があれば・・・権力の遺構、お城の建築も重なり・・・
日本のお山は荒れて行き・・・(戦中・戦後の影響もありますが・・・)
茅に木造の造り・・・当時の火の扱いなどを見ていれば・・・
ずいぶんと想いの残る伝統文化を・・・火事で亡くして来たもので・・・
昨今では・・・南にある復元した大きなお城、どこぞの木造校舎・・・
偉人の別邸・・・などなど・・・数えきれない文化が、火元も無いのに火事に出会っている・・・?
火事の多さを見過ごせない日本の文化では・・・放火でもない限り、火事の責任を一個人に背負わせる法律にもなっていないけれど・・・
防火の為の住い造りは・・・以前から比べると、厳しくも緩くも・・・
幅が広がってきたように思えます・・・。

火事による死亡原因は逃げ遅れで・・・炎の広がりが早すぎる、煙に巻かれる、逃げ場所に迷うなど・・・
燃え広がりやすい素材や、一酸化炭素を発生させる素材・・・
自然素材で組み上げられた住まいには使われない・・・新建材による不手際も多いように思えます・・・。
燃える木も・・・太く大きければ・・・
石や土はそもそも燃える事無く・・・
竹や藁は・・・その土に覆われて壁を造っている・・・
お寺やお城とは言わないまでも・・・太い木材を使った伝統工法が・・・
地震や火事に耐える造りで・・・逃げ惑うこと無い造りなんだろうと思うと・・・
循環する持続可能な住まい造りは・・・時間をかけて残す意味があるような気がします。

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田舎

2022年06月13日 | 古民家
 峠を越えると、夏空に海が映え・・・
背負った山に、すり鉢の町が浮かんでいる・・・
海の暮らし・・・山の暮らし、住まいのカタチもそれぞれで・・・
深い雪の北国に・・・台風を迎える南の国・・・
手に入るモノで造られて来た住まいに・・・幅広い日本文化をけなげに想う・・・。

日本の夏を知れば・・・風が動く住まいがどれほど居心地良いのか・・・
飾り立てない肌で感じられるのだけれど・・・
ザワザワと枯れ葉が積もり・・・嘶く木々の声と過ごす暮らしは遠くなって・・・
月夜の水面にゲコゲコと・・・子守歌にもならない言葉が広がれば・・・
田舎の暮らしに嘆く言葉もチラホラと・・・薄闇の空に昇って行く・・・。

地方に増える空き家の数と・・・限界集落に変わる町に・・・
この所、移住希望が増えているようで・・・それでも人口が減り続けるよ現実は・・・
数の取り合いを競っているみたいで・・・
漏れなく再生出来る道も無く・・・
どこかで折り合いを付けなければいけないような気がする・・・。
古民家の暮らしに解決方法を見つけるのではないけれど・・・
あちらこちらに影響する人の暮らし方に・・・気付きは必要な気がします。



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光る汗

2022年06月12日 | 古民家
 夕立からの夕暮れは・・・艶っぽく帳が降りて来て・・・
火照る一日をゆっくりと癒してくれる・・・。
子供の時分には気付きもしない、自然の営みは大きすぎて・・・
今では懐かしく思える・・・仕草の大切さを想う・・・。

雑木林に小高い丘・・・公園を駆けまわり、変わり映えの無い遊具で飽きるまで遊んで・・・
コロコロとこぼれる汗を・・・プルリと振りまいて、ネジが切れたように倒れて眠る顔に・・・
流れる汗と笑顔が光っている・・・。 
チクタクと、刻む時間はゆっくりと・・・クルクル回る時の流れは騒がしく・・・
快適に見える住まい方も・・・背中にはたくさんの荷物を背負っているような気がして・・・
大きな太い柱や梁は重厚に感じても・・・広がる続き間の和室に風は吹き抜けて行く・・・。
頓着無い毎日をうらやましく思うのは・・・大人と子供の違いだけでも無く・・・
流れる時間の使い方が、少しばかり違うだけで・・・気付いていた暮らしを少し取り戻す事が出来れば・・・
夕暮れの涼しさは・・・戻って来るのかも知れません。

                                                    
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お祭り

2022年06月11日 | 古民家
 チャリチャリと小気味よく響けば・・・夏の始まりは駆け足で・・・
涼しくも無い装いは・・・町ですれ違えば、どこか華やかで涼しげで・・・
和の気軽さが・・・少し戻り始めている気がする・・・。
一過性でも・・・お遊びでも、宴から始まる未来もあって・・・
たくさんすぎる情報は・・・迷路の中でおぼれていても、楽しむのが世代なのかも・・・。

提灯に雪洞・・・和紙を通した灯りは静かな町を写して・・・
逆に盛り上がり、気持ちも高揚する・・・神輿の荒々しさの原点は・・・
命に係わる暮らしから始まって・・・今ほど悠長なお祭り気分は無かったような気がしても・・・
現実や空想は夢の前に出てしまい・・・心地よい夢の中で遊でいるのかも知れない・・・。

夏や冬をうんざり思うのは・・・子供の景色が覗けなくて・・・
大人の世界に足踏みして・・・心地よい仕事を見つけられて無いと思ってしまったから・・・。
夜店や舞の華やかさで・・・不思議な世界が造られて、一時の安心を頂ける・・・
時々で造られる夢見心地が・・・大人も子供も同じ世界で友達になれるのは・・・
伝統の文化が持つ不思議なんだと思います。























































































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