暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

遠くなる

2022年06月18日 | 古民家
 気の遠くなる手仕事に・・・美しさがあって・・・
細かな仕草に魅力は生まれて・・・
一生かけて些細なモノしか残せなくても、あるがままを受け入れ・・・無心でいられる・・・。
ある時代・・・暮らしを支える産業は自然の美しさに支えられて・・・
豊かさを・・・世界に広げてくれたけれど・・・
自然に、取って変わる時代が築かれて・・・窮屈な力で生まれ、暮らしを支える為に・・・
気の遠くなる作業は・・・次の世代を生きる事が出来なくなりました・・・。

木造の住まいを造るには・・・木材が必要で、そこに関わる人の数は途方も無く・・・
手仕事に関わる技術にも・・・長い時間は必要だったけれど・・・
それ以上に・・・自然が長い時間の中で生み出す複雑な仕組みは・・・
人の時間を越えて行きます・・・。

古民家の中にもう二度と手に入らない技術もあれば・・・
同じものは1つと無い・・・命があちらこちらに残されていて・・・
無知と・・・無関心が遠く置き去りにしてしまいました・・・。
今も、各地に残る空き家に古民家の住まいは・・・
大切な自然を一時借りて・・・命を守る住まいとしてさみしく・・・
気の遠くなる作業が忘れられて・・・ずいぶん時間が過ぎると・・・
その豊かさを学べる時間も持てなくなってしまいます・・・。
頑固や古臭いと言われても・・・美しく残せる暮らしはあるはずだと思います。


コメント
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