ビスクドール・雛人形店・オーディオ販売 佐久市 ヤナギダ店長ブログ

ビスクドール64体他お節句雛人形をフランスへ輸出128年、軽井沢方面がお店の場所。

「静寂」

2019年05月15日 18時52分50秒 | owarai
若葉の目に青くまぶしく
ふりそそぐ森へ分け入り
白く夏へつながる細い道出会う

光は横顔にかたく
憂うつをおきざりに枝もきしんだ
こらえきれない願いが
この場所を許してはくれず
黙ってここにさよなら

思いはかならずとどくのだろうか
悲しいことが多すぎはしないか

細い道はまがりくねって
その人の肩や涙をこえる
細い道は遠くかすんで
この胸の砂や無垢をこえる


YouTube
SENZA CONFINI..(TI SCRIVO AMORE PERDUTO AMORE)..ERAMO E PASSAVANTI

https://www.youtube.com/watch?v=JKDvWlb3TPs

「言葉で幸せになりたいとき」

2019年05月15日 12時48分05秒 | owarai
永六輔さんが『文芸春秋』の
特別版『言葉の力』にお書き
になっていましたが、

ブラジルの日系二世、三世の
方々が話す日本語は、明治の
言葉なのだそうです。

日本での言葉の変化に影響さ
れずに、両親や祖父母から習
ったそのままの言葉を使って
いる。

ブラジルからのラジオの中継
でその言葉を聞いたとき、永
さんは「耳を洗われた」そう
です。

「思う気持」

2019年05月15日 12時00分25秒 | owarai
相手を思う気持ちがあれば、
あなたの言葉は美しい。

実話で高度成長期、ある日、
桜上水のほとりに
一人の若い女性がたたずん
で、ぼんやり流れを見下ろ
していました。

自動車修理工場で働く若者
二人がその姿を見て、身投げ
でもするんじゃないかと心配
して声をかけた。
二人の勘は当たっていて、女
性は親に結婚を反対されて家
出してきたところでした。

若者は自分たちの働く工場の
経営者にかけあい、女性も同
じ工場で働けるようにします。

そうして一年半の月日が流れ
るうちに、女性の両親も結婚
を許してくれ、その披露宴に
二人の若者は招待をされます。

決して裕福ではない若者たち
は、華やかな会場の中で二人
だけ礼服ではなく背広姿でし
た。

隅に座っていた彼らは、花嫁
たっての希望で突然あいさつ
に指名されます。二人はあわ
ててゆずりあいますが、一人
が立ち上がって全身でぶつか
っていく感じの声で叫ぶよう
に言うのです。

「加代ちゃん、よかったなあ」
さらに汗びっしょりで、もう
一声、叫びました。
「遊びに来てくれよな、忘れず
にな」
ものすごい拍手がわきあがりま
した。

新婦は泣き出し、新郎がハンカ
チを渡します。
ほかのどんな立派なあいさつよ
りも、このたった二つの言葉が、
会場の人たちを感動させ、幸せ
な気持ちにした、そういう話し
です。

心のない言葉は決して美しくな
い。不器用でいい。シャレた
言い回しなどしなくても、思い
があればいいのです。

落語家の落ちこぼれが言う
のもなんですが、落語の世界で
は、お祝いの言葉は前もって考
えません。当日、新郎新婦やご
両親のお顔を見て感じたことを
祝辞とするのが習わしです。

「キレイ」

2019年05月15日 11時47分08秒 | owarai
きれいな女の人にあっても、
ただきれいだなと思うだけで、
さして気にとめないことが
多いのに、

いっぽう、きれいだとも思わ
ないのになにか惹きつけられる
人がいるだろう。

そして、その人がすばらしい
女性だったら、つきあっている
うちに、内のほうから美しさ
がかがやいてくるような感じで、

ついには、ほんとうにきれいで
あるような気さえする。

そんな人は、美しい。




「紅指し指」―べにさしゆびー

2019年05月15日 09時23分56秒 | owarai
薬指の魅力
口紅を薬指にとり、唇に
そっとつける・・・・
ハッとするほど、色っぽ
いしぐさです。

昔は、薬指のことを紅差し
指とも呼んだのですが、薬
指で口紅をつける習慣がな
くなってしまった現在、

死後になった感があります。
とりたて使われることのな
い指なので、清潔であるこ
とから、薬を塗るのに使わ
れたそうです。

そこから「薬指」と呼ばれる
ようになました。
ほかに「無名指(名無し指)」
という呼び方もあります。

存在感が薄くて、思うように
動かしづらい指ですが、子供
たちからは「おねえさんゆび」
と呼ばれて、親しまれています。

そして、エンゲージリングを
はめるための、とっておきの
指でもあります。
不思議な魅力を持った指ですね。

「手を合わせると“どんな心”もキレイになる」

2019年05月15日 08時29分10秒 | owarai
お坊さんの修行でもっとも
むずかしいのは、「心身を
整えること」だと言って
います。

なぜなら、座禅などの修行は
肉体的には厳しいけれど、人
目につくので頑張ろうという
張り合いもありますが、

「心身を整える」ことは人 の
目に見えるものではなく、自分
自身でできているかどうかを
確認するのはむずかしいとい
うわけです。

「心身を整えること」とは、
どのような場所にいても静寂
を感じることです。

静寂を感じると、清らかな
気持ちになれます。これが
「静寂を喜ぶ心」になります。

古い寺の多くには長い参道が
あります。中には数百段の段
階があり、本堂までなかなか
大変な道のりのお寺もありま
す。

しかし、やっとたどり着いた
本堂で、仏さまに手を合わせ
ると清々しい気持ちになりま
す。

そして、日常生活での雑多な
ことなどをそのときばかりは
忘れさせてくれます。

まさに心がキレイになる瞬間
です。
それが静寂を感じることなの
です。

“寺の長い参道や階段は、心
をキレイに磨いていくための
道のりなのです“

この静寂を静かな寺の中で
だけでなく、街の喧騒の中
にいても感じられるように
心身を整えたいものです。

「 ~のほうそく」

2019年05月15日 04時44分10秒 | owarai
〇ボタンの法則
洋服のボタンが取れているのに
気づくのは、脱ぐときではなく、
いつも着て出ようとするときである。

〇うろ覚えの法則
うろ覚えで、家にあと思って買わなか
ったときは、帰ってみるとやっぱりな
い。うろ覚えで、家にないと思って
買って帰ると、予備が2つも買って
ある。

〇コンビニの法則
「開いててよかった」と思う深夜に
は欲しい物がない。

〇愛用品の法則
長い間、気に入って使っていた商品
ほど製造中止になってしまう。

〇社内恋愛の法則
どんなにうまく隠したつもりでも、
社内恋愛は必ずばれる。本人が黙っ
ていられなくなって、誰かに打ち
明けるからである。

〇おしゃれの法則
みっともない格好をしている
ときに限って、片思いの相手に
出くわす。

〇浮気の法則
「何でも許す」と言われてうっか
り告白したら地獄をみる。

〇嫉妬の法則
本当に嫉妬深い女性は、亭主が浮気
をしても騒がない。黙って見過ごし、
破格の慰謝料を算出し給料から
天引きできる算段をする。

「遠 恋」 ―刹那―Ⅵ

2019年05月15日 00時00分07秒 | owarai
広いガラスの自動ドアの向こ
うに、ベンチがいくつか並んで
いた。まるで恋人たちに必要な
孤独を守ろうとするかのように、
ひとつだけ、空いているベンチ
があった。
見えない手に導かれるようにし
て、わたしたちはそこに腰かけた。

忘れな草の水色を滲ませた、夕暮れ
前の空。

ときどき、急に何かを思い出したよ
うに、吹いてくる突風。
ごーっと唸るジェットエンジンの音。
日常から切り離された、どこかよそ
よそしい、緊張を孕んだ空気に包ま
れて、わたしたちはただ、寄り添っ
ていた。

あのひともわたしも、言葉を失って
いた。五分前に会えた。でも五分後
に迫っている。別れを前にして。
目の前で、まるで意を決したように、
一機の旅客機が飛び立とうとしてい
た。

「あれが俺の乗る飛行機だったり
して」
と、あのひとは言って、わたしは
顔を覗き込んだ。泣き顔のように
なってしまっている、わたしの笑
顔を。

「俺けっこうドジだから、そういう
こと、よくあるんだよね」
わたしは黙って、あのひとのそ
ばに座っていた。喉がからから
に渇いていた。けれど、それは
何かを飲んでも、決して癒えな
い渇きだと知っていた。

「よく来てくれたね」
そう言ったあのひと声は、心なし
か、掠れていた。

「会いたいから」
「さっきは、驚かなかったなんて
言ったけど、ほんとはすっごく驚
いてた。心臓が止まりそうなくら
い」
「驚かせてごめんなさい。でもどう
しても会いたくなって」

「俺も。もう、どれだけ会いたいか
ったかというと」
言葉はそこで途切れて、長い両腕を
持てあますようにしながら、ぎこち
なく、それでいて、まるで電流のよ
うに容赦なく、あのひとは、わたし
の躰を抱きしめてくれた。

男の腕だと思った。欲望を感じた。
わたしの欲望だ。心臓が、早鐘を
打ち鳴らしていた。あのひとに、
聞こえてしまうのではないかと
思えるほど、好き、好き、好きと。
恥ずかしいくらいに。

でもその時、わたしの耳はちょうど
あのひとの心臓の真上にあった。
だから、聞こえた。あのひとの
胸の鼓動。それはわたしの鼓動
よりも何倍も烈しく、波打って
いた。

それから、キスがやってくる。

記憶の中ではすでに一万回、
いいえそれ以上、幾度も幾度も
重ねてきた―――たった一度
だけの―――わたしたちのキス。
繰り返し、繰り返し、すり切れる
まで再生しても、決して古びる
ことのない記憶。

思い出すたびに、胸の奥から湧
き出してくる情熱の息吹。それを
感じるたびに、わたしは無条件で、
愛を信じることができる。
わたしの唇に、あのひとの温かな
唇が触れた、その刹那。

それは、わたしの中でもうひとり
のわたしが生まれ、わたしのもう
ひとつの人生が始まった瞬間だった。