ビスクドール・雛人形店・オーディオ販売 佐久市 ヤナギダ店長ブログ

ビスクドール64体他お節句雛人形をフランスへ輸出128年、軽井沢方面がお店の場所。

「子宮回帰」

2019年05月23日 18時57分54秒 | owarai
教育心理学者の伊藤隆二さんは
「子供は寂しくなったときも、
そしてうれしくなったときも、
真っ先に“母”を求める。

母を求めてひた走りに走る。
そして“母”という不思議な
世界に包まれて、心から安ら
ぐのである。

専門語で“子宮回帰”という
のであるが、子供は意識の下
で、かつて過ごしたもっとも
安定した“場”である母の
胎内に帰りたいという願いを
持って生きている」と語り、

さらに、「子供にとって原点
ともいえるその“母”が鬼に
なり、悪魔になって子供を
苦しはじめた“母”の役割
は、安らぎの“安”の漢字が
示すように、

“家の中でやさしくおお
らかに、そしていつでも微
笑んでいる女性“であること、
そのことにあるのに、その
“母”が子供を叱り、急かせ、
勉強を迫る調教師になってし
まった」とも語っています。

かれは、違う

2019年05月23日 12時00分06秒 | owarai
「そんなにしあわせな気分は
最初だけよ」

誰もがよく言うけれど、恋の
はじまりにいる女たちは何回
か恋をしたことがあるくせに、

今度だけはきっと違うわと心
の中でつぶやくのだ。



YouTube
bohemianvoodoo "Adria Blue" 【Music Video】


https://www.youtube.com/watch?v=gjDrEdEzfQc

「ある夏の深緑の夕暮れ」 

2019年05月23日 11時47分05秒 | owarai
静寂が辺りを包み
ひとあしごとに私は
明日に近づき

心は昨日に連れもどされる
まちがった角を曲がり、
まちいがった選択をしたの
だろうか

答えなんてないのに
後悔してしまいそうになる

踏み出したこの道が
どこへ続くか
今は
深く考えないようにして
深緑のベールを薄く
一枚ずつ剥ぐように
深緑の夕暮れの奥へと
分け入る

まだ一度も起こしたことの
ない行動を



※ビスクドール64嬢が
お待ちをしています。

佐久市野沢93
ヤナギダ
℡0267-62-0220

「つらい経験をしたね」と、わたしは言った。

2019年05月23日 09時05分39秒 | owarai
叶うことなら、抱きしめて
あげたい、とその時わたし
は思っていた。

あなたの躰を、彷徨える魂を、
抱きしめてあげたい、この両腕
で、叶うことなら、許されるな
らば。あの日、あの時、律が
わたしにしてくれたように。

あなたの求めているものは、何?


YouTube
Keith Jarrett - Danny Boy

https://www.youtube.com/watch?v=C6tIzxmPCQE

「蝶の ひとひらの 羽のように」

2019年05月23日 00時28分40秒 | owarai
夜明けは やわからに 残酷

小さな時の積み重ねも
消えていきそうな朝がある

愛して刹那(せつな) 
一晩が終わる刹那 

そして一日が始まる刹那
悲しみ凝縮して そして拡散する

幸福感は 不幸と不幸のはざまに
一瞬よぎり

瞬間  しっかり握らないと
てのひらから逃げていく

そこはかと ままらない想い
かかえても

愛が そのはざまから 見えたなら
それでいい

クールなのかウエットなのか
わからないままで

夢と区別のつかない恋もあるのだと

短くも はかなくも 美しく
蝶の ひとひらの 羽のように


「遠 恋」真夜中の雨音―Ⅲ―

2019年05月23日 00時00分35秒 | owarai
嫌いになって、別れたわけじゃ
ないんだ。ふたりの見つめる先
にある「理想」が、いつの間に
か大きく、食い違ってしまって
いたんだね。彼女は安定を求め、
俺は飛躍を求めた。

お互いに、相手の変化を受け入れ
られなかったんだと思う。
そんなあのひとの言葉が、今は
まったく違った意味を持って、
迫ってくる。

「嫌いになって別れたわけじゃ
ない」。その言葉がわたしに、
尖ったナイフの切っ先を突きつ
けてくる。

「運命の出会いが」が、昔の彼
女との再会だったとしたら・・・・。

嫉妬、猜疑の心、不信感、自己嫌悪。
打ち消しても打ち消しても、膨らん
でいくばかりの「どろんこいかだ」。
醜い灰色の塊を、わたしは身のうち
に抱え込んでいた。

この「どろんこいかだ」を浮き上が
らせ、澄みきった心を取り戻すため
には、どうしてもあのひとの声が、
必要だと思った。

ぜひ電話で話しを聞かせて、と、
メールに書いて送った。
そばにいて欲しいと願うだけでは
なくて、わたしは、もしもあの
ひとがわたしを必要としている
のでれば、そばにいてあげたいと
思っていた。

父が亡くなった日、あのひとが
わたしにしてくれたことを、わ
たしもしてあげたかった。
メールの最後には、こう書いた。
「わたしにも話したいことがあり
ます」と。

夏以来、会社で、いやな出来事が
積み重なっていた。あのひとには
そのたびに話しを聞いてもらい、
そのたびに慰められ、元気づけら
れてきた。

けれど、つい最近、追い打ちをかけ
るように、理不尽で不条理なことが
起こった。わたしはそれに巻き込ま
れ、もみくちゃにされ、窮地に立た
されていた。問題は悪性腫瘍のよう
に増殖し、もうわたしの手に負えな
い状態になっていた。

会社を辞めようと、考え始めていた。
会社を辞めて、アメリカへ――――。
そのことを、あのひとに相談したか
った。

メールを送って、一週間待った。
返事は届かなかった。