夕焼けのような深い赤
茜は、山野に自生する蔓性の
多年草。
その根が赤いことから赤根と
呼ばれるようになりました。
藍と並ぶ最古の染料の一つで
す。その色は、夕焼けのよう
な深い赤。
「茜さす」は赤く色づくこと
を形容する枕詞にもなっていて、
松任谷由美さんの詞に愛用
されています。
夕焼けのような深い赤
茜は、山野に自生する蔓性の
多年草。
その根が赤いことから赤根と
呼ばれるようになりました。
藍と並ぶ最古の染料の一つで
す。その色は、夕焼けのよう
な深い赤。
「茜さす」は赤く色づくこと
を形容する枕詞にもなっていて、
松任谷由美さんの詞に愛用
されています。
手を伸ばしてあなたがいたら
いいけれど
声をかけてあなたが答えて
くれたらいいけれど
手紙を書いて返事が来たら
いいけれど
ときどき私のことを思い出して
くれたらいいけれど
名前は忘れてしまっても
顔を覚えてくれたらいいけれど
顔を覚えていてくれたら
いいけれど
私と似た人とすれ違って
誰だっけと立ち止まってくれた
らいいけれど
私にいつか出逢ったときに
はじめましてと言ってくれた
らいいけれど
愛するということは
愛するということ
とてもシンプルなこと
私がただあなたを愛すると
いうこと
私は、人の出逢いにしろ、仕事に
しろ、チャンスにしろ、諸々の物
質にしろ、棚からボタモチ式に手
に入るなどと思ったこともなけれ
ば、
事実、これまでのところ棚ボタ式
に手に入ったものなどひとつも
ない。
私たちは出逢いたいと欲する人物
に出逢っていくものだし、欲しい
と切に望むものを結局は入手する
ものなのだ。
その切なる激しい渇望ゆえに。
たっぷりと君に抱かれて
いるようなグリンのカッ
トソー着て秋になる
青空の下、巡り会えた
二匹の魚のように。
君がここにいる奇跡
「その日から、わたしたちは
いっしょに暮らし始めた」。
朝がカーテンの隙間から洩れ
横たわるきみを優しく包む
白い壁に光は遊び なんて
眠りはきみを綺麗にするんだ
今ぼくのなかを朝が通りすぎる
顔をそむけひとりで生きて来た
何も見なかった何も聞かなかっ
たそんな今までが
昔のような気がする
もう起きてるの眠そうな声
眼を薄くあけて微笑みかける
何も言わずに息を吸いこむ
窓の外は晩夏