クロカメ日記

カメを中心に読んだ本のこと、見た映画のことや日々感じたことを書いていきます。

桜田門外の変

2011-06-19 17:09:31 | 映画
 桜田門外の変を実行したある水戸藩士の物語です。黒船来港以来混沌とする幕府。そんな中、大老になった井伊直弼だったが、幕府を倒そうとする攘夷派を悉く処罰する。この時期は、まだ、国家を意識する者は、攘夷派でもまだ少なかった。幕府のままでは、日本は異国に侵略される。分かっていながら、井伊大老は、国家ではなく幕府を守ろうとする。これではダメだということで、井伊大老を暗殺し、挙兵して幕府を倒す密約が、水戸、薩摩でとり交わされる。水戸藩の藩士により、暗殺は成功するが、薩摩は、藩主が亡くなり、実権を握っている久光は、挙兵をさせなかった。
 主人公は、薩摩の挙兵を信じ、逃げ続ける。その間に、実行犯が次々に捕まり、処刑されていく。たかが大老一人の首にどれだけ多くの者が犠牲になるのか?自分たちの目指していたものは何だったのか?変わらない世の中に苛立ちを覚える。
 藩のため、幕府のためから、国のためという意識が芽生え、浸透するまでにはこれからかなりの年月がかかった。しかし、今日、私利私欲に走る傾向が高いと思います。国のためとまではいかないまでも、誰かのためにという気持ちが大切だと思う。
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ポテタのその後(キボシイシガメ)

2011-06-19 17:04:01 | ミズガメ
 毎朝、アカムシを与える様になって、朝の反応が変わってきました。猛烈にエサを要求してくる。冷凍アカムシはいいのですが、それだけでは栄養的に不安があります。そこで、今朝は、配合飼料を与えてみることに。すると、一気にテンションダウン。明日からは、またアカムシ生活に戻します。
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武士の家計簿

2011-06-19 16:29:52 | 映画
 幕末に実際に存在する武士がつけた家計簿を参考に描かれた映画だということで物凄く興味がありました。実際に代々藩の帳簿をつける役目の藩士が存在した。幕末の加賀藩は財政が苦しい。そこで働く下級武士である主人公の家も苦しい。あるとき、上司の不正に気づいた彼は、このことを調査する。不正を藩主の耳に入ることを恐れた上司は、彼を左遷しようとする。しかし、この不正を藩主が気づき、この不祥事に荷担した者達を罷免し、逆に不正をあばこうとしていた彼を徴用する。
 丁度この時、彼は、家督を継ぎ、家に多額の借金があることを知り、家財の多くを売り払い返済し、残りを払うため、自ら家計簿をつけ、倹約に努める。
 武士は食わねど高楊枝と言われたくらい見栄っ張りな武士の中にあって彼は、対面を全く意識せず、倹約する姿は、現在にも通じる部分があると思う。
 ラストのシーンは、年老いた彼が、息子におんぶされ、町を歩く。時代は、明治になったばかり。そんな中、彼は息子の背中で自分の生涯を振り返る。息子に厳しく育てて悪かったとわびるシーンは印象的でした。
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