なぜ、リクガメを繁殖させるのか？

　よく儲かるでしょう？とか言われることがありますが、正直、１か月の電気代にもなりません。それならば、なぜ、リクガメを繁殖しているのか？それは、野生のリクガメを守るためと元気なリクガメを提供するためです。野生のリクガメは今、異常気象や乱獲などで絶滅に瀕しています。日本でペットとして飼うリクガメは野生の子ではなく、日本で繁殖した子を流通させ、少しでも乱獲を止めたいと考えています。これは、ぶりくらの趣旨でもあります。また、海外から来るリクガメは、法律から日本の空港の寒くて暗い倉庫で数日間保管されなければなりません。ここで、多くの子が亡くなったり病気になったりします。これも少しでもなくしたい。そんな気持ちを込めて繁殖させています。

子ガメ飼育自論

　孵化した子ガメを育てるのはかなり神経質になりがちです。しかし、我が家では、少々荒っぽく育てています。これは、どんな環境でも順応できる様にするためです。
　僕はこれまで、飼い始めてから、環境の変化のため体調を落としたけどどうしたらいいか？こんな質問を数多くされました。自分の育てたカメは、この質問を受けないようにしたい。そう思った結果、色々と工夫して、ワンパクに育てるようにしています。
　まず、水槽をリビングのテレビの横に置き、シェルターも撤去。エサも争うように食べさせる。ただし、争いによってどうしても食べられないようなら、しばらく隔離して食欲を回復させる。食欲がもどると一緒にしても食べるようになります。
　これで、ワンパクになり、どこへ行っても大丈夫なのではと思います。逆に、ワンパク過ぎるという意見もチラホラ？？
　

空飛ぶタイヤ 上 池井戸 潤著

　読んでいるうちに、怒り、悲しみ、そして、応援と感情が動かされます。中小企業と巨大企業の関係。そうそう、わかるわかると頷きながら、読んでいます。