クロカメ日記

カメを中心に読んだ本のこと、見た映画のことや日々感じたことを書いていきます。

64(ろくよん)

2016-12-25 07:05:31 | 映画


 僅か一週間しか無かった、昭和64年。この年の事は、よく覚えています。全ての娯楽施設が休みとなり、日本中が喪に服した。戦争で始まった昭和が終わる。64と聞いてまず、その当時の記憶がよみがえりました。
 その昭和64年に起こった誘拐殺人事件。それから、時が流れて、時効寸前の平成14年。しかし、まだ、昭和に取り残され、時が止まってしまっている人たちがいる。
 停滞していた時が突然動き出す。この映画の良さは、沢山の種をばらまいておき、そのシーンの意味を一つ一つ拾っていくところにあると思います。そして、その種は、昭和のシーンにも、平成のシーンにもあり、最後に全てが繋がっていく。しかし、最後まで解決しなかった問題が1つ残ったままでした。この意味はなんなのだろうか?
コメント
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