クロカメ日記

カメを中心に読んだ本のこと、見た映画のことや日々感じたことを書いていきます。

春眠暁を覚えず

2019-04-09 05:25:34 | リクガメ

 この時間に全員が眠っているのも珍しい。

 3年間、チビリクガメの姿を見ていません。思い起こせば、キャンディーが卵詰まりを起こして、危篤状態になってから、この暗黒の時代が始まりました。昨年までは、このブログにカメが殆ど登場しなかった。そればかりか、他のブリーダー仲間のブログは一切見たくなくなった。これは、精神的なと言う所も大きいのですが、自分に対しての怒りの方が遥かに大きかった。

 日頃から、他の方の飼育相談にのり、この最悪の事態に関して説いて回っていたのにも関わらず。この事から、どうしても自分を許す事が出来なかった。しかし、こんなどん底の状態にも関わらず、僕に助言を求める方がいた。また、心配して、毎日の様にブログを見に来てくれる友達。そして、この3年間、カメ道というユニットを守り続けてくれた仲間。

 一昨年のはじめ、役に立たなくて邪魔な、これまでのキャリアもプライドも全て捨てて、1から飼育を見直しと言うよりは、もう一度見つめ直してみた。そして、昨年、思いがけないところから、助っ人が現れた。キャンディーが3年ぶりに通常産卵!!自分自身の飼育方法の見直しの中に、キャンディーの産卵は無く、どうやって産まない様にしたらいいのか?そればかり考えていました。しかし、彼女は僕に、久々に僕にこう語りかけた。”産むよ!”飼い主の意思とは裏腹に、相変わらず、飼い主の度肝を抜く発言。彼女は、そして、その言葉通り産卵しました。まさに有言実行。

 この事に感化されて、昨年から、もう一度、産卵に重きを置いた新しい飼育法を模索し始めました。具体的にはまだ固まっていないので、お話し出来ませんが、冬の飼育法について特に考えを改めました。

 飼育とは、見る事だと言い続けてきました。これに関しては、替える気はありません。また、感覚的に判断するというスタンスも同じ。これをより実践するため、リクガメのケージの位置を一望出来る様に模様替えしました。

 さあ、そろそろ感覚を磨いて望まないといけない春が始まりました。幸い、今年の冬はそれ程冷え込む日が多くなく、みんな早い時期から動きが活発になってきています。孵化は考えず、全員が元気で有り続けられる様に、目を光らせます。
コメント
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