人間。その言葉を聞いた時、まず思い浮かぶよは、周りの人。家族であり友達であり職場の同僚を連想する。そこには、失敗があり、成功した者が居る。失敗と言うより、踠いている人間は、自分より成功している人を嫉み、蹴落とそうとする。その状況を見ていた者は、その人間を助けようと試みる。
そして、一通り周りの人間を見渡した後、自分と言う人間について考える。自分と言う人間は?それを考える為には生い立ちであり、自分に辿り着くまでのルーツを考える。
ふと、立ち止まって居た自分に気付くと、人はまた、歩き始める。
日常の細かな描写の表現が繊細で、そこに美しさすら感じました。