クロカメ日記

カメを中心に読んだ本のこと、見た映画のことや日々感じたことを書いていきます。

ジョン・マン 波濤編 山本一力著

2012-02-25 05:22:55 | 読書
 ジョン・マンとは、ジョン万次郎のこと。ジョン万次郎に関して僕が知っていたのは、幕末にアメリカに漂流し、日本に帰って通訳とアメリカの解説を行ったという程度で、なぜ、アメリカに渡り、それからどんな生活をしたのかが知りたかった。この本を見つけた時、無性にそう思いました。
 この編は、万次郎の生い立ちから、漂流し、鳥島に漂着してアメリカ船に発見されるまでが描かれていました。鎖国中の日本人、特に土佐の田舎漁師たちには、日本人という概念も無かったこの時代、万次郎は、12歳で一家を支えるために懸命に働いた。彼には人並み外れた視力があり、沖合の変化を見つけては、魚の群れが来たと漁師に教えるが全く信じてもらえず、逆に嘘つきと罵られ、ふるさとを出ることを決意する。脱出の船の中で彼の並はずれた視力を発見した、鯨捕り船の漁師が、鯨捕りにこの視力を生かすことを思いつく。そして、新しい鯨捕り船の初めての漁へと旅立ったが、急な嵐にあい、漂流してしまう。
 このとき、万次郎は14歳。おそらく、土佐のことも日本のことも知らない少年がアメリカに渡ってどの様に感じるのか、今後が楽しみです。
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金の成る木 シドニー・シャルダン著

2012-02-19 17:21:06 | 読書
 シドニー・シェルダンの遺作と言われている本です。亡くなったケチな大富豪の遺産を目指して、相続権のある4人が11週にわたって争奪戦を繰り広げます。毎週月曜日にビデオに納められた遺言書をヒントに分散された遺産を探す。これが11週間にわたって毎週繰り返される。内容はいたって単純ですが、読み応えがありました。
 シドニー・シャルダンと言えば、学生の頃、ゲームの達人という本を読んで物凄くはまったことを思い出します。電話帳の様な分厚い本を寝る間を惜しんで読み続けたことを思い出します。5年前に亡くなっていたんですね。あのストーリー展開は、新しく読む者を引きつけました。いくつもの別々のストーリーが繋がっていく面白さは、今では色んな作家が使うようになりましたね。
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大雪!!

2012-02-19 06:14:10 | 日記
 昨日の朝、テレビを見ていると、各地で大雪!!この時間までは全国ネットだった。そして、関西ローカルに!神戸、大阪は雪が降ってはいるが、全く積っていない。次に京都市内。八坂神社が映った瞬間、雪景色!!あわてて玄関の戸を開けると、あたりは銀世界!!積雪は10センチ!!これはいかんと即出勤!!
 最寄りの駅までは、銀世界で何度も転びそうになった。地下鉄に乗り、私鉄の駅に移動するため外に出ると、そこには雪は無かった。たった2駅、数キロしか離れていないのに!会社の最寄り駅に着くと、全く雪無し!!我が家の周りだけだったのか?
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世界最小の新種のカメレオン発見される!!

2012-02-16 17:57:53 | 日記
http://sankei.jp.msn.com/wired/news/120216/wir12021611390000-n1.htm

 いろんなブログで紹介されていて、みなさん、もうご存知かと思いますが。凄い発見だと思います。
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蜩ノ記 葉室 麟 著

2012-02-14 20:52:03 | 読書
 無実の罪ながら、武士の面目を守るため、10年後の切腹まで淡々と仕事をこなす主人公。自分の切腹を逃れ、罰として切腹を見届けるために乗り込まされた第の主人公。いつしか惹かれあい、信頼関係を築き、何とか切腹を逃れさえ様とするが、主人公の意思はかたく、最後には死後の家族を託される。武士道ってこうなんですよね!見習わないといけない部分もあると思います。
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