
僕の記憶では、反角栄にいた石原氏。この方が今、なぜ?と言う思いから、読み始めました。田中氏の目線から、田中氏の思いを日記の様に綴られている、石原氏独自の技法で書かれていました。その飛び抜けた独創性は、今、並行して読んでいる秀吉にオーバーラップしました。
ブリーダーと言う言葉は、あまり好きではありません。が、実際、この言葉が付きまとうのは、事実です。実際、ブリーダーにならなければ、遭遇しない様な深い悲しみを目の当たりにする。しかし、しかしです、ブリーダーでなければ、遭遇しない様な喜びに包まれるのも事実。正直、この喜びの瞬間に出会う為、やっている。やっていけるのだと思います。何度心折れそうになっても、この瞬間に全てが報われる。そんな瞬間をたくさんの方に味わって欲しいんです。それが、きっとカメ達の為になると思うんです。