にゃんこの置き文

行く川の流れは絶えずして、しかも元の水にあらず

虐殺

2010年11月11日 | 日記
「八頭町によると、同町ではクマによる柿などの被害が増え、集落近くのおりなどで
捕獲されたクマは全頭殺処分する緊急対策を4日から行っている。
 県公園自然課によると、今年に入って捕獲されたクマは今回を含めて96頭。うち27頭が殺処分されている」

「秋田県大仙市協和荒川の住宅の蔵にクマがいるのを住民が見つけ、大仙市協和支所に通報した。地元猟友会メンバーが約1時間後に蔵から出てきたクマを射殺した。
 秋田県警大仙署によると、体長約60センチの子グマ。蔵の中のたるに入っていた漬物にかじられた跡があった」

 「滋賀県米原市は10日、捕獲用のおりにかかったツキノワグマ1頭を殺処分したと発表した。市によると、体長約1メートルの雄。午前6時10分ごろ、同市上板並に設置したおりにかかっているところを猟友会メンバーが見つけた」


 辛いので、最近はクマ関連のニュースは見ないようにしている。
 そうやって避けてるのに、たった一日でこれだけのニュースに接してしまう。

 先月初めまでに殺処分されたクマは、正式な報告だけで全国で3000頭近く。
 これだけのペースだと、今年中に何頭になるんだろう。

 環境庁では殺した熊の販売は、正規ルートのみに限るよう指導しているけど、それでも関係者には100万円以上の金が入る。
 罠にかかって檻の中に閉じ込められていようが、子供だろうが、痩せて動けなくなっていようが、お金になるなら躊躇せず嬉々として殺せるのが、人間という生き物だ。

 檻に入ったまま撃たれた熊の映像を見た。
 大人なのに、やせ細って、細い丸太ん棒みたいだった。

 漬物なんて食べたくもなかったろうに。
 体長60センチなんて、犬より小さい。
 この子熊は、生まれてから一度でも、美味しいものをお腹いっぱい食べれたんだろうか。。。