にゃんこの置き文

行く川の流れは絶えずして、しかも元の水にあらず

癌の不思議

2017年07月05日 | 日記
小林麻央さんが亡くなった。
最後のほうの写真は衰弱が進んで、とてもまともに見ていられない姿だったけど、結局死因は何なんだろう。
癌の訃報を耳にするたび、いつも不思議に思ってしまう。
肺に転移した癌が気管をふさいで窒息したというのならわかるんだけど、そうではないみたいだし。骨に転移しても致命的にはならないだろうし。

去年は同僚のお姉さんが、大腸癌で死んだ。私とほぼ同い年。
手術で大腸を切除したのに、それから半年もたなかった。
最後はやっぱり衰弱死みたいな形。
食べられなくなって、点滴で栄養を入れたけど追いつかなくて、突然歩けなくなって・・・という流れは麻央さんと同じ。

発見された時はすでにステージⅢかⅣだったらしいんだけど、それまで便秘気味ではあったけどぴんぴんしてた人が、たった9か月で死んでしまうなんて、未だにその仕組みがよくわからない。
癌を悪性新生物って呼ぶけど、異物という意味では胎児も立派な新生物だよね。
でもこっちは重さが3キロ以上になっても身体は平気なのに、なぜ癌だと死んでしまうんだろう。
乳房や子宮は生命維持に必須の器官ではないし、胃や腸なら取ってしまえる。
もちろん重要な臓器に転移して、それが駄目になったというのなら理解できるんだけど、同僚のお姉さんの場合、肝臓への転移はあったけど、症状が表に出るより先に死んでしまった。
癌細胞は毒物でも出してるのかな?

以前の喀血がもし肺癌のせいだったら、歩いて病院に出向くほどその時は元気でも、あっという間に衰えて死んじゃったんだろうか。
医者はもう完全に癌だと決めつけてて、イレッサの説明をされたもんなぁ。(本当に投与となったら、裸足で逃げ出すつもりでいたけど)

年齢的には、いつ癌になってもおかしくないわけで。
麻央さんや同僚のお姉さんから学んだことは、いつ終わりがきてもいいように今を生きようってことかな。
それにしても、癌ってやっぱり不思議な病気だよね~。