にゃんこの置き文

行く川の流れは絶えずして、しかも元の水にあらず

二つ目轟沈

2019年08月23日 | 小説
オール読物新人賞。
例年なら10月号で中間発表のところ、今年は合併号になるとかで一か月早く結果が出た。
で、ドキドキしながらそのページに目を走らせてみたところ・・・
名前がない。ここんとこ「名前は載っていて当たり前」状態が続いていたので、何度も見直してしまった。
最後は都道府県まで見たりしてね。
でも見間違いでも見落としでもなく、ないものはない。

これでますます選考基準ってものがわからなくなってきた。
作品の出来自体は過去作品より上だと思っている。(でなきゃ出さない)
悪くても2次まではいくものと信じていたんだけど、いったい前回までの作品とどこがどう違うのか?

相性の悪い下読みさんに当たったのかな、と自分を慰めつつも、けっこう落ち込む。
何より3作品全滅の予感がひしひしと・・・・

「こんな徒労ばっかりの作業なんてやってられっか! もうやめてやる~~」と叫びたいところだけど、そう言ってるそばからR-18に投稿する作品を書いてたりする。
書くことは私にとって、食べたり息を吸ったりするのと同じで、生きてることと切り離せない生命活動の一部なんだよね。
だから選評で「センスがない」と切り捨てられた後も、こうして3作も書き上げてただ今4作目を執筆中。
来年もきっと、「作家になりたいよぉ」とぼやきつつ、書き続けてるんだろうなぁ。

今回の結果で私のオール読物新人賞の戦績は、落選2回、一次2回、二次4回となりました。
次こそ最終に残ってやる!!



まず一つ目撃沈

2019年08月08日 | 小説
今年の前半、3つの賞に応募したことは以前に書いた。
その中の一つで3月末締め切りだった「すばる文学賞」は駄目でした。

7月中に連絡がなかったので、最終候補に残れなかったことはわかっていた。
それでも1次くらいには引っかかってるかなと「すばる」を立ち読みしたんだけど、掠りもしてませんでした。
どちらかというと純文に近い「R-18」も連続して落っこちているので、もしかしたら私は純文には向いてないのかもしれない。(それでもしつこく、今年も「R-18」には出すつもりだけど)

だいたい自分で書いてても、純文とエンタメの違いがよくわからないんだよね。
今回「すばる文学賞」を選んだのは、 「殺人事件が起きてないから、純文かなぁ」という滅茶苦茶な理由。
もし落ちた理由がカテエラだとはっきりすれば、エンタメ系の賞に使い回してみるんだけど。

しかしこうなると、残り2つも不安になってきたぞ。
自慢じゃないが、私は自分の作品をまったく客観的に見れない。
相性のいい「オール読物新人賞」では、7回応募して落選1回、一次2回、2次4回という成績なんだけど、落ちた作品と2次までいった作品の違いが自分ではさっぱりわからない。
今回も自分では「傑作だ~~」と思ってるわけだけど、すばるに応募した作品も「傑作だぁ」と信じてたわけだからね。

小説を書き始めて7年目。
「5年続けて結果が出なければやめよう」と決めていたけど、幸い最終候補に残れるようになって、「あと5年続けて受賞できなければやめよう」という目標に変わり、でもそれももう2年目。

うーん、せめてもう10年早く書き始めるべきだったなぁ。