にゃんこの置き文

行く川の流れは絶えずして、しかも元の水にあらず

最終候補には残っても・・・

2018年12月26日 | 小説
12月はお歳暮シーズンで毎日残業、休みの日はひたすらぐったりで、毎年あっという間に過ぎる。
今年も「あともうひと頑張り!」って時に、新人賞の批評が載った号が、発行日より一足早く届いた。
正直落選のショックがでかくて、もう忘れたいと念じるうちに本当に忘れてたのだ。
でも以前は、批評が欲しいから何とか最終に残りたいと切望していたわけで、ここはやはりどんなにボロクソに言われていても読むべきであろうと思い直し、恐る恐るページをめくった。

・・・結果。
落選を告げられた時よりショックがでかい。

今野敏先生や馳星周先生によると、文章のうまさでは候補作の中でもナンバーワンだったらしい。
達者で描写力もあり、雰囲気も作れているとか。
そこまで持ち上げておいて返す刀で、「だがそれだけだ」と切って捨てられた。

「新人賞ともなれば、なにか突き抜けるものが必要である。この作品にはそれがない」

はい、死んだ。
つまりあれだ、技術はあるけど作家としての才能はない、ってこと。
センスと言い換えてもいいかもしれない。

前にオール読物新人賞の結果について、
一次に残った作品は「一応小説の体をなしている」
二次に残った作品は「一応面白く読める」
最終候補作は「一応プロのレベルに達しているが、何かが足りない」

と書いたけど、まさにそのまんま。
これは苦しい。
文章のテクニックなら努力次第で何とかなるけど、センスだけはどうしようもない。

この先もまだ書き続けるべきかどうか、ちょっと迷ってる。
それとも自己流はここらで限界で、どこか小説教室に通ったほうがいいのかなぁ。
でも教室でもセンスまでは教えてくれないよなぁ。

きらりと光る才能が欲しいです。
どっかに売ってませんかねぇ。

股関節が壊れた

2018年12月08日 | 健康
以前予告で「多頭飼育崩壊との闘い」というタイトルでブログをアップするぞと予告したけど、その前に私の股関節が崩壊した。

いやこれはちょっとオーバーで、骨に異常はないんだけど(多分)、杖なしでは歩けなくなってしまったのだ。

昔から股関節の具合が悪くて、一年ほど前に整形外科に行った。レントゲンで見ると骨端部は綺麗だったけど、骨盤の歪みが凄かった。
この時は湿布薬と痛み止めを処方されただけで終わり。
姿勢の歪みなんて一朝一夕で治せるわけもなし、対症療法以外手はありません、ってことなんだろうな。

そして一年余り。
掃除の時無理な姿勢をとったせいか、いきなり来ました。
歩き続けると股関節に鋭い痛みが走る。それを庇って歩くせいか、膝と足首まで痛くなってついには一歩も歩けなくなる。
平地と上り坂はまだましだけど、下りはもうダメ。
10メートル進んでは立ち止まり、少し休んでは立ち止まりという体たらく。
平地でも10分以上歩き続けると同じ状態。
しかし私の職場は山裾にあり、家から駅までは徒歩20分かかるのだ 

そこでとった窮余の策。
家と駅の往復はレンタル自転車を使う。(こぐ動きでは痛くない)
バス停から職場までは杖を使う。(足が一本増えるだけでぜんぜん楽!)

しかし歩くのが趣味の私にとって、この状態はストレスがたまる。
第一杖をついて歩いてたらお婆さんみたいじゃん。(実際歳だけど)


歴代ネコの中でニゴウという、垂直ジャンプ2メートルという身体能力抜群の奴がいた。(今いるにゃんは、垂直ジャンプ30センチという逆記録の持ち主。普通のネコでも1メートルくらいだと思う)
そいつが齢を重ね、初めて飛び上がるのに失敗した時の呆然とした顔を思い出す。
少し前まで楽勝だったのに何で?という思いだったのだろう。
今の私がまさしくその心境。
ニゴウは静かに老いを受け入れていったが、私にその真似はできるだろうか?