私は基本、動物ならなんでも好きなんだけど、どれが一番好きかと訊かれたら、迷わず「犬」だと答える。
そのせいかな。
大人になってから迷い込んできたオトーサンやグレは猫らしい猫だったが、小さい時から育てると犬みたいな変な猫になってしまうのだ。
例えばヒラメは私が行く所へはどこでも着いてきて、初めて入る人様の部屋でも平気で爆睡。
用をすませて「帰るよ~」と声をかけるとがばっと飛び起きて、またトコトコと着いてくる。
これを可愛いと思わなければ、世の中に「可愛い」事象など存在しない。
ミミはもっと凄くて、普通に犬のように散歩をしていた。
「散歩にいくよ」と声をかけると、嬉しそうに外に飛び出す。
もちろん猫だからヒモはつけてないけど、見えないヒモにつながれているようにずっと付かず離れずでいっしょに歩き、その状態で町内を一周。
一応猫なので、木とか塀とかあると登ったりするけど、降りる時は私を呼ぶ。呼ばれた私は「はいはい」と身体を折って木の下で背中を水平にしてやる。そうするとミミは背中に飛び降りてきて、また地上の散歩に移る。
途中に自販機があったので、私はいつもそこで缶コーヒーを買い、タバコを吸いながら一服することにしていた。その間ミミは一匹で勝手に遊んでいるんだけど、そろそろ行こうかと腰をあげて名前を呼ぶと、すぐにすっ飛んで戻ってくる。
犬でもここまで忠実な奴は、そうはいないのではなかろうか。
(ちなみにニゴウやマーともよく散歩に出かけたけど、途中で行方不明になってしまって、いっしょに戻ってきた試しはない)
そういえばブロンズコレクターとして有名なナイスネイチャという競走馬(要するに万年3位の馬)がやはりそんな感じで、手綱をつけなくても厩務員の後ろを付いてきたという。(この馬も、自分は犬だと思い込んでしまったのかも)
でもって、今ウチにいる奴も、まるで犬のようなのだ。
といっても、上記のようないい面での犬らしさではなく、トイレが覚えられないという意味でだ。
俗に犬を飼う大変さのトップ3は、「散歩が大変」、「トイレの躾ができない」、「泣き声がうるさい」というもので、猫がいいという理由はそのまんま逆になる。つまり「散歩をさせなくてもいい」、「トイレをすぐに覚える」、「鳴かない」というわけだ。
ところがこいつがトイレを覚えてくれない。
部屋にはこれ見よがしに2つも置いてあるのに、なぜか砂の上ではなく柔らかな物の上でする。
一番のお気に入りはコタツ布団の端っこ。ついで座布団の上、脱いだ服の上、はてはカバンの中。
おかげでコタツ布団は買い換える羽目になった。
座布団は100均のだからまあいい。服もオークションで落とした99円の物だからこれもいい。
カバンは・・・・・消臭剤を降りかけてそのまま持ち歩いていたけど、周囲の人は気付いただろうなぁ。
今はコタツ布団の端にはペットシーツを敷き詰め、出かける際は狙われそうな場所にはゴミ袋をかぶせている。
おかげで室内は猛烈にオシッコ臭い。
「埃で死んだ人間はいない」という格言(?)はあるが、臭いで病気になることはないのだろうか。
そう思ってしまうほどに臭い。
まあまだ1歳かそこらだしね~。
そのうちちゃんとトイレでするようになってくれるかなぁ。
日々祈りつつ、今日もペットシーツを部屋中に並べている私。
ま、いいけどね。
そのせいかな。
大人になってから迷い込んできたオトーサンやグレは猫らしい猫だったが、小さい時から育てると犬みたいな変な猫になってしまうのだ。
例えばヒラメは私が行く所へはどこでも着いてきて、初めて入る人様の部屋でも平気で爆睡。
用をすませて「帰るよ~」と声をかけるとがばっと飛び起きて、またトコトコと着いてくる。
これを可愛いと思わなければ、世の中に「可愛い」事象など存在しない。
ミミはもっと凄くて、普通に犬のように散歩をしていた。
「散歩にいくよ」と声をかけると、嬉しそうに外に飛び出す。
もちろん猫だからヒモはつけてないけど、見えないヒモにつながれているようにずっと付かず離れずでいっしょに歩き、その状態で町内を一周。
一応猫なので、木とか塀とかあると登ったりするけど、降りる時は私を呼ぶ。呼ばれた私は「はいはい」と身体を折って木の下で背中を水平にしてやる。そうするとミミは背中に飛び降りてきて、また地上の散歩に移る。
途中に自販機があったので、私はいつもそこで缶コーヒーを買い、タバコを吸いながら一服することにしていた。その間ミミは一匹で勝手に遊んでいるんだけど、そろそろ行こうかと腰をあげて名前を呼ぶと、すぐにすっ飛んで戻ってくる。
犬でもここまで忠実な奴は、そうはいないのではなかろうか。
(ちなみにニゴウやマーともよく散歩に出かけたけど、途中で行方不明になってしまって、いっしょに戻ってきた試しはない)
そういえばブロンズコレクターとして有名なナイスネイチャという競走馬(要するに万年3位の馬)がやはりそんな感じで、手綱をつけなくても厩務員の後ろを付いてきたという。(この馬も、自分は犬だと思い込んでしまったのかも)
でもって、今ウチにいる奴も、まるで犬のようなのだ。
といっても、上記のようないい面での犬らしさではなく、トイレが覚えられないという意味でだ。
俗に犬を飼う大変さのトップ3は、「散歩が大変」、「トイレの躾ができない」、「泣き声がうるさい」というもので、猫がいいという理由はそのまんま逆になる。つまり「散歩をさせなくてもいい」、「トイレをすぐに覚える」、「鳴かない」というわけだ。
ところがこいつがトイレを覚えてくれない。
部屋にはこれ見よがしに2つも置いてあるのに、なぜか砂の上ではなく柔らかな物の上でする。
一番のお気に入りはコタツ布団の端っこ。ついで座布団の上、脱いだ服の上、はてはカバンの中。
おかげでコタツ布団は買い換える羽目になった。
座布団は100均のだからまあいい。服もオークションで落とした99円の物だからこれもいい。
カバンは・・・・・消臭剤を降りかけてそのまま持ち歩いていたけど、周囲の人は気付いただろうなぁ。
今はコタツ布団の端にはペットシーツを敷き詰め、出かける際は狙われそうな場所にはゴミ袋をかぶせている。
おかげで室内は猛烈にオシッコ臭い。
「埃で死んだ人間はいない」という格言(?)はあるが、臭いで病気になることはないのだろうか。
そう思ってしまうほどに臭い。
まあまだ1歳かそこらだしね~。
そのうちちゃんとトイレでするようになってくれるかなぁ。
日々祈りつつ、今日もペットシーツを部屋中に並べている私。
ま、いいけどね。