余白のメモ

詩と短歌と好きな本
指の上で四季はほほえむ

すこしだけの

2023-12-07 23:58:59 | レターの膜(短歌)
すこしだけの感情が
もうすこしだけ膨れ
遠く近くをふれる
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夕顔

2023-12-07 23:58:58 | マイブック(さ)
「夕顔」
      白洲正子 著

花を木を人を和歌を、
能を民芸を月を。
見ることの不変の心。
おもむき感じる気付き。
その気付きにはっとさせられる。気づきからの連鎖。
それはまた、この本の言葉との会話によって成り立っていると、
心から感じ入る。
そしてその当時のままの言葉を読むことで染み入る感情の感覚。
あわいの瞬間を切り取り、つなぎ合わせてみている。
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正岡子規

2023-12-07 23:44:35 | マイブック(た)
「正岡子規」
      ドナルド・キーン 著
          角地幸男 訳

正岡子規の伝記。
幼少から死の訪れるまでの正岡子規。
写生を取り入れた俳句、そして短歌の取り組み。
随筆の病床六尺、日記の仰臥漫録。
変革を通して、
美へと芸術へと今という時代を見詰めながら、
批評を糧に昇華しようとする一人の物語。
言葉は膨れていくように、定まってはまた移りゆく視点。
そして人それぞれの感じる正岡子規。
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