余白のメモ

詩と短歌と好きな本
指の上で四季はほほえむ

様変わり

2023-12-19 23:16:35 | レターの膜(短歌)
様変わり
空耳のよう
聞こえるのは
それはわたしが
歌っているから
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中年だって生きている

2023-12-19 23:07:36 | マイブック(さ)
「中年だって生きている」
      酒井順子 著

酒井順子、初読み。
有名な言葉はこれ、負け犬の遠吠え。
中年になってのあれこれを記した本。
バブル世代だった著者の時代を過ごし、
身体の変化を感じ、感情を言葉にして、
楽しく、人を見詰める。
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西行

2023-12-19 22:48:27 | マイブック(さ)
「西行」
      白洲正子 著

西行の足跡を白洲正子が辿る。
実際に足を運びもする。
和歌を作り続けた西行。
吉野山の桜をこよなく愛した。
西行の和歌は直截に、心を吐露し響かせる。
武士だった西行は若くして仏の道へ。
そして放浪の僧として人々と交流していく。
百人一首や古今集、万葉集また六歌仙、三十六歌仙で
僧の名がでてくるが、仏門に入るまえは
魂が引きちぎられそうになるほどの恋だってしていたのだ。
僧だからこそ歌えたのかもしれない。
月を見て、紅葉を見て、桜を見て、心の通った人との和歌の交わりに、
ひろがっていく世界。
語られる意味とはまた別の景色を見る。
白洲正子の筆致と共に。
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