『大寒』・・・一年でもっとも寒い季節どす。
よく「着物は温かいでしょう。」と、言われますが着物も中々寒おす。
なので、色々な工夫をするのどすが、今でこそ『暖かたび』や使い捨て
カイロ等が有りますが昔の方はホントに寒かったんどっしゃろね
こんな寒い季節なのに花街には厳しいルールが有ります。
ナント!
舞妓さんになりたて(1年未満は)肩掛け(ショール)をしては、
いけないのどす。
辛い寒さの中「来年の冬は肩掛けが出来る!」と希望に
胸をおどらすのどす。
ついでに、もう一つ 写真の『四条大橋』・・・。
この橋も出たての舞妓さん(1年未満)は勝手に渡る事が
できません。
お姐さんの許可と置屋のお母さんの許可が要ります。
『何をしに、何処に行くのか、誰と行くのか、何時に帰って来るのか』
全てを申告して、出掛けます。
そんな寒さ以上に厳しい規律の中で可愛い舞妓さん達は、来年の
自分の姿を夢見て、大きく成長するのどすね。
あと、2か月我慢したら待ちに待った春が来るのどす。
あと、2か月我慢したら待ちに待った春が来るのどす。