KYOKO - HAN

Kyoko日和

都をどり フィナーレ

2014年04月26日 12時04分36秒 | ブログ
  第八 『平等院桜尽』

 
 
  雪の場面が終わると、会場は真っ暗になります。
  暗闇の中を三味線の音だけが響きます。
  そして、「チョン!」と言うひょうしきの音とと共に舞台は再び『桜』。
  一面の桜。
  平等院のまさしく桜尽くしどす。
  先月の末に修理を終えたばかりの平等院は極楽浄土の絵巻図どす。
  芸舞妓さん、総出でのフィナーレになります。


   2014_8kei


 ♪ 極楽世界の宮殿に、見紛うばかり輝けり、春爛漫と咲き匂う~
  都をどりも後五日、なんだかお名残りおしおす・・・。
 




都をどり 第七景

2014年04月18日 11時12分23秒 | ブログ
 
 第七景 『雪遊乙女舞』
 
  昨年、世界記憶遺産に藤原道長の日記『御堂関白記』が登録されました。
 
  日本の王朝文化が注目されています。
  

  この場面は、源氏物語の『朝顔の卷』で童女たちが楽しく雪遊びを
  する。と、言う場面を芸舞妓に置き換えて舞妓さんは可愛らしく、
  芸妓さんは優雅に舞をまいます。
  Photo
  二人の芸妓さんの衣装の違いにも注目しておくれやす。
  黒いお衣装は芸妓さんの、正装どす。
  優雅で華やかどすやろ~。
 




チョット寄り道2

2014年04月16日 09時33分22秒 | ブログ
 
 都をどりの第六景に行く前に少し寄り道どす。

 祇園甲部歌舞練場のホン近く、歌舞練場を更に花見小路を下がって行くと
 どんつきが建仁寺さんの北門になります。
 そこから入って本坊の向かい側位に六景に出てくる『茶啤』が立ってます
Photo
 
                   Photo_2
今年は、健保三年に没した禅師の八百年遠忌どす。
六景は目も鮮やかな紅葉が咲き乱れる建仁寺さんが舞台どす。
 2016
 
  第六景 『建仁寺紅葉茶花揃』

 紅葉の赤と茶の花の白を背景に総おどりの芸舞妓さんが可愛らしく
 振り鼓を持って踊ります。
 




都をどり 第5景

2014年04月14日 17時20分21秒 | ブログ
   第五景 『班女扇草子』
 昨年は、世阿弥 誕生六百五十年どした。
 舞台は世阿弥の能『班女』にちなんだ背景となっています。
  2015
 美濃の国、野上の里の遊女花子は、東に下る吉田の少将と扇を交換した
 のちから、寝ても、覚めても少将に恋い焦がれ仕事にもちっとも身が
 入りません。見かねた宿の女主人はついに花子を追い出してしまいます。
 一方、吉田の少将は帰京の途中野上に立ち寄りますが花子が追い出され 
 た事を知り、悲しみながらも上京します。
 下賀茂神社に参拝し、糺の森で恋するあまりに狂ってしまった花子と
 再会します。
 取り交わした扇で花子は再び吉田の少将と再会できた事を確認します。
  
 ひたむきに恋する一人の女性の物語どす。
 ハッピーエンドでめでたし? めでたし?





ちょっと 寄り道 ♪

2014年04月13日 18時31分59秒 | ブログ
 
  都をどりで賑わう花見小路で(丁度、甲部歌舞練場のななめ向)に
  あの、カメラの『ライカ』が『ライカ京都』をオープンしはりました。
    Photo
  もともと、お茶屋さんやった建物をくっつり直してのopenどす。
  確か三月の中頃にオープンのお知らせを頂いていたので都をどりが
  始まったら見に寄せてもらおうと思ていました。
  一階にはカメラが並んでおり、私は初めてライカのカメラを見せて
  頂きました。
  カメラの事は全然分かりませんが、とてもカッコよくお手頃な物を
  (そうは、申しましてもかなりイイお値段どす)いつかは、欲しいなんて
  思いました。
  お二階はギャラリーになっていてこれまた素敵な造りどす。
  欄間等を上手く取り入れ元のお茶屋の梁も上手く残されており
  和の空間づくりに生かされています。
  どうぞ、都をどりにお越しになられた際にチョット寄り道してみて
  おくれやす。