2013-08-21 12:45:24

８月１７日（土）

お昼に電話が有りました。

『今夜ご飯を食べに行こう。』

よその世界は知りませんが、京都の花街には「ご飯食べ」と言うありがたい

お仕事が有ります。

お客様にお食事に連れて頂くのどすが、芸舞妓さんはその間も「お花代」がかかります。

私たちお茶屋の女将はお花代はかかりませんが、その代わりに売上をさせて頂いたりと・・・本当におおきにどす。

この日は、母と私とお客様の三人で祇園『花咲』さんへ。

私は随分とご無沙汰しておりましたので懐かしくウキウキと寄せて頂きました。

お客様は祖母の母の代のお客様で御年１００歳

有料老人ホームの友達とは『話が合わん』らしく、わざわざ電車に乗って京都に出てこられました。そして、私の顔を見るなり『年取ったな』と一言。

そりゃ２０年ぶり位にお会いするのですから、私も年を取りますが、お客様はお世辞ではなく８０才代にお会いした頃と余り・・・お変わりなく！

驚きました。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

子供の頃から、祖母と一緒にご飯食べして頂き、今日も又この様にお付き合いをさせて頂き、本当に有り難く、嬉しく思います。

『しかし、小満龍（こまんりょう）に生き写しやな・・・わしが言うから間違い無い。けれど・・・不思議な話や・・・。』と昔ばなしをしながらお写真のお料理を全てお上がりになられ、ビールも上がられたのにも驚きどした。

『今度は秋に河豚を食べに行こう』

と、次のご飯食べのお約束も・・・おおきに。

そして、８月１７日・・・この日は祖母の命日どした。