銀閣はどうして銀箔が貼られていないの？

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千年の古都のタイムトンネル

京都の歴史　その弐百六拾参

 

銀閣はどうして銀箔が貼られていないの？

 

 

銀閣（ 観音殿 ）は、重層宝形造り・柿葺の楼閣で、

 

住宅様式の下層（ 心空殿 ）と禅宗仏殿の上層（ 観音閣 ）からなる。

 

しばしば義政は、足利義満が建立した金閣を意識して観音殿を造営したといわれ、

 

金閣・銀閣という、あたかもセットのごとき名称とも相まって、

 

銀閣には銀箔が貼られていた。

 

あるいは貼る予定であった。

 

などの誤解を生じさせている。

 

なかには、幕府に経済的な余裕が無かったため、

 

銀箔が貼られずに終ってしまった。など

 

当時の政治状況までをも盛り込んだ丁寧な説明までもがまかり通って、

 

銀閣を語る際には必ずといっていいほど話題にされることでもあります。

 

この銀閣にまつわる誤解の数々は、中学や高校の日本史の授業で、

 

室町時代の文化について 義満の金閣を北山文化の代表・

 

義政の銀閣を 東山文化の代表・

 

と、

 

することが大きく影響していることは間違いないが、

 

この金閣・銀閣 一括りの取り上げ方自体が実は大きな誤解のように思うのですが・・

 

今回はここまで・・ 　　

続きは次回に・・　   

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