《私の好きな山鉾・船鉾(ふねぼこ)》
山鉾の中では変った形の鉾。
豪華絢爛、出陣の船鉾。
昔から船の名前は女王の名前を付けるように、この、船鉾の御神体人形は神功皇后
(じんぐうこうごう)。神功皇后は懐妊中にもかかわらず出陣し、凱旋後に無事出産した
ことから安産の守護としても、霊験があり、御神体に50本もの腹帯を巻いて巡行し、
希望者に授与する。
この船鉾、総重量約10t。屋根高約6.7m。車輪の直径だけでも2m5cm。
とにかく、豪華絢爛である。
授与品:粽、腹帯
安産御守り。
船鉾は応仁の乱以前から2基あり、1基はこの船鉾で、出陣の船。
もう1基は帰りの凱旋の船鉾。凱旋船鉾は、出陣船鉾とほぼ同型だが、
元治の大火で焼失、現在は休み鉾となっている。
神功皇后人形、大金幣、大舵その他数点が残り、これらは、宵山に飾られる。