京都の歳時記

東福寺、伏見稲荷大社等の神社仏閣と祇園の舞妓、芸妓を中心に黒柴の小ざさが京都の美しい四季を紹介する 京都の歳時記

■『祇園祭』山鉾紹介其の六

2007-07-03 23:07:02 | 祇園祭

《私の好きな山鉾・船鉾(ふねぼこ)》

山鉾の中では変った形の鉾。

豪華絢爛、出陣の船鉾。

昔から船の名前は女王の名前を付けるように、この、船鉾の御神体人形は神功皇后

(じんぐうこうごう)。神功皇后は懐妊中にもかかわらず出陣し、凱旋後に無事出産した

ことから安産の守護としても、霊験があり、御神体に50本もの腹帯を巻いて巡行し、

希望者に授与する。

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この船鉾、総重量約10t。屋根高約6.7m。車輪の直径だけでも2m5cm。

とにかく、豪華絢爛である。

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授与品:粽、腹帯
安産御守り。

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船鉾は応仁の乱以前から2基あり、1基はこの船鉾で、出陣の船。

もう1基は帰りの凱旋の船鉾。凱旋船鉾は、出陣船鉾とほぼ同型だが、

元治の大火で焼失、現在は休み鉾となっている。

神功皇后人形、大金幣、大舵その他数点が残り、これらは、宵山に飾られる。