京都の歳時記

東福寺、伏見稲荷大社等の神社仏閣と祇園の舞妓、芸妓を中心に黒柴の小ざさが京都の美しい四季を紹介する 京都の歳時記

■『祇園祭』山鉾紹介其の七

2007-07-05 21:50:55 | 祇園祭

《安産を占う占出山(うらでやま)》

「船鉾」の御神体人形が神功皇后(じんぐうこうごう)であったが、もう一基

神功皇后の御神体を持つ山が「占出山(うらでやま)」。

ゆえに、安産の山である。

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先日の籤取り式での順番が決められたが、順番が早ければ、お産は軽いと

言い伝えられている。今年は全体で12/32、山の中では8/23であったから

真中ぐらい。占は「普通」かな。

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授与品は粽、
腹帯、安産御守。

懸装品が異色で日本三景の「松島」「宮島」「天橋立」が綴れ織でできている。

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《子供棒振り踊りの四条傘鉾(しじょうかさぼこ)》

昭和63年に中絶から117年振りに復活した鉾。

棒振り踊りも廃絶し伝承するものがいなかったため、滋賀県甲賀市の瀧樹(たぎ)神社

の「ケンケトおどり」を元に復元された。

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お囃子は富山県五箇山(ごかやま)地方に伝わる「こきりこ節」をイメージしたもので

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