彷徨う普代村民

普代村の一村民、
彷徨う村からの貧民の呻き声

こども園、公開研究参加

2013年09月30日 | Weblog

 今日は認定こども園「はまゆりこども園」の公開研究に参加した。はじめてのことでどんなものなのか想像もつかない。参加してみて保育士さんたちの心の葛藤とその苦労の成果を見せて頂いた。

 こども園は23年4月、震災発生から20日ぐらいでの開園だったことも改めて認識した。
ご苦労様でございました。

開園までの紆余曲折、内部的な問題等も漠然とは聞いていた。
が、内容を詳しく知るわけではなかった。

  

 それでも、普代村の幼児教育の遅れは知ったかぶりをして、指摘し議会でも訴えてきた。
講師としてこれまで園の先生方の力になって頂いてきた岩手大学の井上先生の話によれば、
「園の先生方はこれまで児童館ベースで保育してきた中で、幼稚園と言う保育に乗っていくことに
非常に苦労をしてきた」と言っていた。
先生も「幼児期の教育」の重要性を言っていたが、児童館時代ずっと以前は我々保護者も幼児教育ということ自体
無縁で、「ただ、わらすをあずげでおぐどご」ぐらいの認識しかなく、教育は小学校からやるものという認識だった。
そのせいか、普代村の学力はつい数年前まで管内でも低い状態を維持していた。
今は全然違って県内でも平均以上になっている。

    

 児童館から体制が変わり、先生方もいろいろ受け入れがたいこともあったと思うが、今日のひとりひとりの担任
の保育士さんの発表を聞いていて、子供たちを見て成果の上がっている達成感のようなものを感じていると思った。
感動をし、涙ながらの発表で、研究活動の成果と努力の効果を実感した発表だった。

              

 近隣管内の幼稚園、小中学校の先生方も見えていたようで参加者は50人はいたと思う。
他町村から来たらしい若い女性のかたが、さかんに園の外にある遊具等を写真を撮っていた。
保育士さんだったのだろうが、なんで遊具を撮っているのか不思議に思った。

 上の写真もダンボールを丸めた手作りの遊具らしきものだと思う。(どう使っているか聞かなかった)
写真を撮っていたわけが、研究発表を聞いて分かった。

先生方が試行錯誤し工夫して、保護者と協力して作ったもののようだ。

助言者として来ていた盛岡市立大田幼稚園の佐々木園長が「幼児期は遊びが学習なんです」というのを聞いて、
ああ、それであんなに工夫されていたのかと感心しました。

自分のように知識のないものは、「幼児期は遊びが学習」だなどということ自体が認識がない。

 改めて、先生方の苦労と子どもたちが活き活きとして遊ぶようになったことなどこれまで知らなかったこと
見ることができなかったことを体験できた一日でした。
先生方は明らかに普代村の将来を創造しています。
重要な役割を果たしていることに頭が下がります。

 岩手大学の井上先生が言うには、保育所のようなところを公開するという試みはあまりないようだ。
そして県内でも先進的なこども園に取り組む普代村はすばらしいと感心していた。
普代村は認定こども園として、県内近隣市町村ではモデルになっているということでなんだか嬉しくなってきた。
以前堀内小学校の校長先生だった田村先生も、岩手町の教育委員として岩手町でこれからこども園立ち上げる
ために研修に参加して視察に来たと言っていた。









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