三橋貴明氏:「国会議員の多くが、政府は貨幣という物やお金的な制約があると誤解されています。
もちろん、政府の制約・制限はあります。
それは、貨幣、財政、国のシャッキンといった問題ではないんですね。
それは、難しい言葉で言えば供給能力といいます。
我々国民が財やサービスを生産する力。
分かりやすく言うと、インフレ率でございます。」
前回の動画の冒頭の言葉です。
国会議員でなくても、国民の多くが国は借金だらけで、余計な支出をするべきではなく、
国民も増税に応じるしかないのだと思っているようです。
国の財政は税金を原資で賄われてはいません。正確に言うと半分は。
「税」はインフレの抑制とか、経済調整の手段が目的だといいます。
地方もですが、国会議員が誤解のまま議場で決めごとをするというのは怖いことです。
それで、現在の恐ろシアの結果があるわけです。
「お金の節約」という規律を否定する人はあまりいないと思います。
しかし考えてみると、
供給元がその規律を例外なく実施することは、供給先である国民は
先細る一方になるのは当たり前です。
それを、苦しい国民は自己責任であるというように、誤解されています。
この規律を供給元である政府が、厳格に実行することが果たして道徳的なのか?
政府の目的は、節約ではなく国民の健全な経済活動を守ることです。
ところが節約、プライマリーバランス黒字化を目的にしています。
財政出動を絞ることが目的化して、経済が置き去りになっています。
だから、コロナ自粛を要請しても諸外国のように保障はしません。
国民が先細る一方です。
これを、自治体単位で考えても、村民サービスの提供を絞ることや、
公共料金引き上げ、増税は、村民負担が増えることで、
村民の懐は先細る一方です。
これらは、限りあるお金・税金という源資が底をついてしまうという恐怖感からです。
三橋さんのすばらしい解説でもわかりますが、
ありもしない恐怖におののいている状態から、自分を苦しめているように見えます。
しかし、国民の多くがそう信じて、政府までそう信じていれば、白いものも黒になります。
そういった状態を再現したようなことが今度の臨時会でもありました。
次の文章は、6月のブログで載せたものです。
『最近の事例で、地元出身で入居している人が、
1年以上家賃が下がる条件を申請し忘れていて行政に指摘された。
行政はさかのぼって適用することを拒否し、忘れた者の自己責任だと切り捨てようとする。
行政として冷たすぎはしないのかと、補正予算審議で担当者に迫った。
行政の役割とか、定住を促すという補助金制度の趣旨はどうなるのか。
確かに忘れていたのは本人の責任。制度の趣旨よりも忘れたことが重要という事だ。
それを、決まりだからと受けいれないことに補助金制度の意義があるのだろうか。』
村で要綱として決められたことが、行使されていなかったものです。
結果として返金することとなり、今度の補正予算に支出として載りました。
ある議員が「行政の非を認めたことになるのか?
いちいちこんなことをしていれば切りがないではないか。」
といった発言がありました。
村の財政を心配しての発言ですので仕方ありません。
よく考えればわかりますが、決められた行政サービスが行使されないミスと判断した結果です。
それで財政的な事態が生じるのであれば、
「住宅使用に要する家賃に対して予算の範囲内で、この要綱により助成金を交付する」という
「ふるさと定住促進助成金交付要綱」の廃止を訴えるべきものです。
別の角度から見ても、村民経済への効果と定住という効果などマイナス効果見出しにくい。
その証拠に、住宅の空きもほとんどありません。
その人に返金することで、市中にお金が循環します。
それによって、また誰かが所得を得ます。しかも、誰も損害を被ってもいません。
マイナスがあるとすれば、ひがむ人がいるぐらいです。
しかし、このような発想であれば、そのひがむ人にも恩恵が及ぶ可能性も出てくるのです。
同じよう発言は、実は自分にも何度もあります。
記憶に残る例が、くろさき荘の一般会計からの累積赤字15億円問題です。
一般質問で、廃止すべきだと強く訴えたことがあります。
翌日、新聞にも発言が記事として載りました。
当時の深渡村長には申し訳ないなと、いまでも心が痛みます。
そのときの太田総務課長から、議場でない所で言われたことがあります。
「出した金のことだけでなく、それによって村が潤った効果というものもあるはずだ。」
その時はあまり深く受け止めもせず、「あっそう。」という感じで聞きました。
数年してからかなり重要な言葉であったことが分かりました。今でも思い出します。
公が支出をするという事は、民にとっては大事なことです。
公はどんどん住民サービスや公共投資をして国民経済を循環させることが重要な役割になります。
問題は、政府の支出を自治体にも潤沢にしてもらうことです。
ただ、自分もそうだったように往々にして地方議会は、自治体の支出を責める傾向があります。
使い方、効果の問題よりも、支出の大きさを問題視する場合があります。
それが逆に自分たちを貧困に導いていく行為であるとは考えません。当たり前ですが。
議員も家計簿的な発想から抜け出さなければ、行政運営に悪影響を及ぼします。
われわれ議員がやるべきことは、交付金や補助金を絞る県や政府へ働きかけることです。
それが、行政運営のサポートであり、村民を助けることに繋がります。
節約を促すことではありません。(ただし、村民受けはしないだろう。)
と、偉そうに言ってしまいましたが(笑)、しかし、そうです。
議会が終わったあと全員協議会で、村長がくろさき荘の保冷車が壊れてしまったと言って、
200万ぐらいの中古を探したいとい言います。
「新車でもいいんじゃないですか?」
と、笑いながら声を上げました(笑)
堀内中央道の舗装穴ぼこ道路の補修も要望
もう2年越しで、5.6回は議会質問で要望しました。
「いまここで(議場)いつまでにやるか回答頂きたい。」
村長に言いました。
「いつまでにとは約束できない。」との返答です。
新たな舗装をしてくれとは言っていません。
住民がやるから、穴を埋める資材と道具の提供が欲しいといいました。
地権者にはわからないように、ほっかぶりしてやればいいだけのことです。
なんとか弱い者たちを助けて欲しいと訴えたのですが。
結局、はっきりとした回答は得られませんでした。
サッパ舟に乗って、横波を受ければ舟は当然けっこうな横揺れをします。
我が中央道は、その体験を長さ200mぐらいの間に3,4回体験できます。
新たな穴も出来そうです。
ちょっとしたテーマパークになりそうです。
みなさん、体験しにお越しください。
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