今日は久しぶりに飲んで帰りました。
ある県議会議員と市議会議員、ある団体の長の方の集まりに
呼んでいただきました。
その話の中で、興味深いというか、さもありなんという事がありました。
市議会の副議長が、「一般質問で・・・」と切り出しました。
内容は、自分が5番目の質問で、順番が来るのは午後2時ぐらいだろうと
計算していたと言います。
ところが、午前中に回ってきたと驚いていました。
それは、前の4人が10分~15分、長くて30分で終わったという事でした。
自分曰く「市議会でもそんなもんですか?」と聞いたら、
今までにそんなことは経験したことがなく、驚いたという話です。
(議員のレベルが下がっているということでしょうか?)
その話を聞いて、だいたい見当が付きました。
質問書を出して、首長の答弁があり、再質問もなく「分かりました」で終了です。
やはりそうでした。
一般質問というのは、再質問をして突っ込みを入れ議論を深めていくもんだ。
と同席の県議が言います。
そうなんですね。
質問書の作文して、答えを聞いて分かりました。では、
誰でも苦もなく質問したという事にできます。
課題とする問題点を把握していないので、深堀出来ません。
質問のための質問です。
その副議長が言うには、一回のやり取りでも広報に質問したと載るからだとも言います。
はは~ん。普代と同じだと合点がいきました。
セコイ考え方をする奴はどこにでもいるもんだなと、変に納得です。
一般質問は相当のエネルギーが要るというのが自分の感覚です。
議員を辞職し、今気楽なのはその苦労がないからです。
普代でもあります。
質問して分かりました。ハイ終わり。
「おいおい、そこからだろう」と突っ込みたくなったことは少なくない。
予算・決算委員会でも、広報に載るための質問だなと分かります。
広報発行を長くやっていたので分かりますが、
広報に載せるために、意味ない質問したと分かります。
証明はできません。感覚で分かります。
一般質問とは別に、予算決算委員会で質問者の名前を出すようにした張本人は自分です。
議員には反対者もいました。
名前を出されると、自分が発言していないというのがばれるからです。
今度は、名前を出すようになると、そのための無意味な質問をしたりします。
いわゆる、名を売るための質問で、再質問で課題を深堀しようとの意思はありません。
以前にも書いたことがありますが、極端な例で言うと、
質問者「この補助金の対象者何人ですか?」
答弁「2人です。」
質問者「分かりました。」でおわり。
これでは、質問の意図がわかりません。
例えば、
「2人と言うのは、当初の目標ともかけ離れている。
この政策が本当に村民のために機能していると思うのか?
どのように考えているのか伺う。」
と、答弁後の再質問があって初めて課題の議論ができると思います。
ところがそうでもないパターンが意外と多い。
本当に問題と捉えていれば、前もって人数は聞いておき、
その上で人数を質問する。
質問は分かったうえでする。と言うのはそういう事です。
そして、「2人と言うのは、・・・」と質問をつなげていくのが目的のはずです。
「1+1はなんぼですか?」
「はい、2です。」・・・終わり。
何の生産性があるというのでしょう?
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