新ラ☆スーサの星

ラ☆スーサのいろいろ
  
 ここ数年はコスタデルソル暮らし。

さーてと。いつだったっけなー。

2017-04-12 11:33:48 | セマナサンタ

なんて思って、
町のカンタオール?フアンから聞いたの書いたメモをみたら、土曜日って書いてある。

土曜日って、いつのだ?まさか、もう終わっちゃった土曜日か?
と思って、インターネットで、フアンから聞いた名前をいろいろ調べてみたけれど、わからない。。。。

がっくり。今年こそ聴けると思ったのに―!サエタ。

あたしの歌の先生ビルヒニアが深夜1時半に歌うのは知っているけど。。。。ちょっと、そんな時間は行けない。というか行きたくないね。
(一応セマナサンタ中は深夜のバスがちょっとだけ多くなるとはいえ。)

そんなこんなで、手あたり次第、行ってみるしかないか!と。

行ってきました。マラガ。

インターネットに上がっているプロセシオンスケジュールを見る。

サエタが歌われることが多いのは、出発地点と最終地点(同じ場所)。
マラガでは一日に6か所くらい12台くらいのパソが出る。
3時半くらいから12時、とか深夜2時とかまで。ずっと。

一番早く終わるのが11時半位。その時間は嫌だな。
ほんじゃ出発地点をいくつか狙おうじゃないか!

そして、その日のそのパソのハイライトみたいのを載せている記事を見つけたので、
それも参考にしながら計画を練る。

計画の練りすぎで、最初の出発とそのパソのハイライト時間には間に合わない感じになってきたぞ。経費削減でバスで行くから時間がかかるし。ははは。

 

マラガセントロ(マラガ中心地)はプロセシオン見学の椅子が道路に設置されていて、だいぶ交通規制というか通行止めになっている。
屋台みたいのも沢山出ていて、思っていたよりもだいぶ盛大。
去年は夜のプロセシオンを見に来たけど、セントロは通らなかったから、気が付かなかったー。
多少の一時的な交通止めみたいのはあると思っていたけど、一週間この調子だろうね。すごいねー。

そんなこんなで、時間と距離的に都合のよかったのはこちら。



プロセシオン名 PENA (悲しみ)
出発17時半。--- 終点24時。
担ぎ手1216人 ナザレノ(三角帽の人)300人
Calle Pozos Dulces (甘い穴通りって言う意味?まじか?わからん)
のこちらPlaza de la virgen de las penas (悲しみの聖母広場かな?)から出発。

ちょっと早めに着いた。とは言え、5時は廻っているので既に人が沢山。



ドアが開いたら、人々がざわめき、拍手が上がる。

中からナザレノが出てきて、位置に付き始める。
天井画、壁画も素敵。

しばらくして

カーン

と音が鳴り、ジーザス像を乗せたパソがゆっくり左右に揺れながら出てくる。
今年はもうパソは見なくてもいいな、なんて思っていたけど、やはり、生で見ると全然信者じゃなくても「ぞくっと」来る。

 

のそのそ出て来てジーザスが扉から出てきた辺りで、楽隊による音楽。題名わかりませんけど、セマナサンタ、といえばこれ!って曲。
その荘厳なことったら!

担いでいる人の感慨もひとしお。涙している人も。

こんなに大勢の人が担いでいる。
御輿だけでも重いだろうに、こんなに大勢担ぐと尚更重いだろうな。
そして、右に左に揺れながら、ゆっくりゆっくり進んでいきます。
休み休みにしても、7時間も!
なんか、長いものに巻かれ過ぎてびくともしない、とか、腹の中に堅強ななにか塊があるんだろうなー、
てあたしが感じているスペイン人がここにも見える。

マリア様登場。

やはり悲しい顔をしているね。

このマリア様の素敵なところは

後姿。マントが葉っぱと花で出来ている。悲しい中にも温かみを感じる。

てか、サエタは???サエタ?

あのカーペットみたいな布が下がっている窓から歌うんじゃないの??

開かない窓を見ながら、去っていくマリア様を見ながら絶望。

すると、どこかから、サエタが聞こえてくるじゃありませんか!!!
しかし、よく聴こえない。。。。
どこで歌っているんだ??

「しーっ」「しーっ」静寂を促す人々。
お。少し聞こえて来た。

終わって拍手。

そしてパソは去って行った。。。。。

声が聞こえていた方に歩いてみた。そこにいた奥さんに、見えなかったけど、どこからサエタを歌っていたの?と聞いたら、

裸足でマリアのパソの前に出て歌っていたのよ。とてもよかったわよね。

えー!そんなの見たら涙出ちゃうねー。感動しちゃうねー。
全然信者じゃなくてもー。

てか、あたし残念だったわー。
窓から歌うばっかりじゃないのねー。

と、ちょい残念ながらも、よし、つなげていこう!と。
張り切りながら次の場所を目指しました。

どこの道を歩いても人が沢山いて、パソが通るのを待っているようでした。すごいなー。

階段にもこんなに!

本当に、盛大なお祭りなのね。すごい。
あたしの住むアロジョデラミエルは、パソが通らない時は日常。って感じだけど。
マラガはセマナサンタ中は非日常、「ハレ」の毎日なのねー。

なんか、あたしセマナサンタ好きになって来たよ!皆さんもこの時期に来てみてはいかがでしょうか!!!って思った。ははは。
10年間に家族でスペイン旅行した時もセマナサンタの時期で、あたしはそうでもなかったけれど、父がいたく気に入って、行列の音楽が聞こえるたびに「お、見に行こう!」って言ってたのを思い出した。年齢も関係あるのかも!ははは。

あ、そして、あたしは次の場所を目指したのだけれど、途中で、なんか悪寒がしてだんだん具合が悪くなって来たので、列車に乗って帰っちゃいました。
でも少なくともあと一回は見に行くつもり!!

そして夜は満月。
セマナサンタは、春分の日の次の満月の次の日曜日にジーザスが復活する日が設定される。ので、そこを最終日とした一週間に行われる。

 



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