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交流分析を勉強していると、日本中の親が
交流分析を知っていたら、どんなにか
虐待が減るのではないかと思うときがある。
以前、依存症の家族療法を教えてくださった先生が
こんな言い方をした。
「無知の悲劇」
知ってさえいれば、このサイクルから抜け出すことも
あったのに・・という意味だ。
依存症は100家族あっても、ワンパターンの行動をとる。
依存症については、今ここでは詳しく書かないが、そのうちに・・
ここでお知らせしたいことは、ネグレクトがどんなにか、
子どもの心を深く傷つけてしまうか、ということである。
だいぶ昔のことであるが、麻布で活躍している先生との
コラボで アメリカの精神科医ジュディス・ハーマンさんが
講演した。 このジュディスさんはトラウマについての
第一人者で、虐待に遭って自殺未遂や精神的に行き詰って
しまった子どもの治療にあたっている。
その時に話してくれた内容は大変衝撃的であった。
たくさんの子どもたちが入院してくる。
その中で、治療効果のあらわれる子と、
なかなか治療効果のあらわれない子がいることに
疑問を持った。そこでこの子たちの遭った虐待の内容について
確認してみたところ、治療効果のあらわれない子どもたちの
遭った虐待が、ある虐待にしぼられたのだ。
皆さんはどの虐待だと思われますか?
虐待には4つの分野がある。
①身体的虐待・・殴ったり、蹴ったり、たばこ(線香)の火を押し付ける。
寒い、若しくは暑い時期に、戸外やベランダ
などに追い出す。押し入れ、衣装箱などの本人が怖がるような
場所に閉じ込める。首をしめる、手、足を縛る。
暑い風呂に入れる、おぼれさせる、などなど
(身体的虐待には精神的虐待も同時に起きている)
②精神的(心理的)虐待・・本人の自尊感情を著しく貶めるような言葉かけしか
しない。(お前なんか生まなければよかった、死ね、ばかなど・)
著しい兄弟間の比較、差別、無視、愛情に欠ける態度、
これらを繰り返すこと、家庭内に暴力の存在する環境、などなど。
③性的虐待・・・子どもに対する性行為のすべて。子どもをポルノグラフィの
被写体にする。などなど
④ネグレクト・・養育放棄。乳幼児を家、車の中に放置する。必要な医療を受けさせない
食事、栄養に気を使わない、風呂に入れさせない、
子どもが、誰かから身体的、性的、心理的虐待を受けることを黙認する。
などなど
よく保護者向けの講演で、この質問をすると、多くは性的、か、心理的かと分かれる。
でも答えは、ネグレクトだ。ジュディスさんが言うには、
ほかの虐待は一応その子の存在をありきで行う虐待であるが
ネグレクトはその子の存在を無視した虐待なのだ。
存在を無視されると、自我が育たず、つまり根っこがない状態で
茎や葉などが伸びるけれど、水を与えても、肥料をやっても、
吸い上げる力がないのだ。力というか、機能自体がないと
いっても過言ではないだろう。この機能を再生することは
相当な困難さが生じる。時間も大変かかる。でも子どもの
時期なら周りの人のアタッチメント(愛情を伴う接触)で修復できる。
こんな虐待なんか、特にネグレクトなんか、私には関係ないわって、
思う親は多いことだろう。ところが、ジュディスさんはこうも
言ったのだった。
ネグレクトと過干渉は表裏一体で、子どもに同じ結果をもたらす。と・・
この後の説明はまた、後日・・
交流分析を勉強していると、日本中の親が
交流分析を知っていたら、どんなにか
虐待が減るのではないかと思うときがある。
以前、依存症の家族療法を教えてくださった先生が
こんな言い方をした。
「無知の悲劇」
知ってさえいれば、このサイクルから抜け出すことも
あったのに・・という意味だ。
依存症は100家族あっても、ワンパターンの行動をとる。
依存症については、今ここでは詳しく書かないが、そのうちに・・
ここでお知らせしたいことは、ネグレクトがどんなにか、
子どもの心を深く傷つけてしまうか、ということである。
だいぶ昔のことであるが、麻布で活躍している先生との
コラボで アメリカの精神科医ジュディス・ハーマンさんが
講演した。 このジュディスさんはトラウマについての
第一人者で、虐待に遭って自殺未遂や精神的に行き詰って
しまった子どもの治療にあたっている。
その時に話してくれた内容は大変衝撃的であった。
たくさんの子どもたちが入院してくる。
その中で、治療効果のあらわれる子と、
なかなか治療効果のあらわれない子がいることに
疑問を持った。そこでこの子たちの遭った虐待の内容について
確認してみたところ、治療効果のあらわれない子どもたちの
遭った虐待が、ある虐待にしぼられたのだ。
皆さんはどの虐待だと思われますか?
虐待には4つの分野がある。
①身体的虐待・・殴ったり、蹴ったり、たばこ(線香)の火を押し付ける。
寒い、若しくは暑い時期に、戸外やベランダ
などに追い出す。押し入れ、衣装箱などの本人が怖がるような
場所に閉じ込める。首をしめる、手、足を縛る。
暑い風呂に入れる、おぼれさせる、などなど
(身体的虐待には精神的虐待も同時に起きている)
②精神的(心理的)虐待・・本人の自尊感情を著しく貶めるような言葉かけしか
しない。(お前なんか生まなければよかった、死ね、ばかなど・)
著しい兄弟間の比較、差別、無視、愛情に欠ける態度、
これらを繰り返すこと、家庭内に暴力の存在する環境、などなど。
③性的虐待・・・子どもに対する性行為のすべて。子どもをポルノグラフィの
被写体にする。などなど
④ネグレクト・・養育放棄。乳幼児を家、車の中に放置する。必要な医療を受けさせない
食事、栄養に気を使わない、風呂に入れさせない、
子どもが、誰かから身体的、性的、心理的虐待を受けることを黙認する。
などなど
よく保護者向けの講演で、この質問をすると、多くは性的、か、心理的かと分かれる。
でも答えは、ネグレクトだ。ジュディスさんが言うには、
ほかの虐待は一応その子の存在をありきで行う虐待であるが
ネグレクトはその子の存在を無視した虐待なのだ。
存在を無視されると、自我が育たず、つまり根っこがない状態で
茎や葉などが伸びるけれど、水を与えても、肥料をやっても、
吸い上げる力がないのだ。力というか、機能自体がないと
いっても過言ではないだろう。この機能を再生することは
相当な困難さが生じる。時間も大変かかる。でも子どもの
時期なら周りの人のアタッチメント(愛情を伴う接触)で修復できる。
こんな虐待なんか、特にネグレクトなんか、私には関係ないわって、
思う親は多いことだろう。ところが、ジュディスさんはこうも
言ったのだった。
ネグレクトと過干渉は表裏一体で、子どもに同じ結果をもたらす。と・・
この後の説明はまた、後日・・
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