カモのいろ色日記~今日は何色?

日常の出来事、感動した事、ときめいた事etc

映画「ラストコーション」と「潜水服は蝶の夢を見る」

2008-02-14 | 映画
レディースデイに2本観て来ました~~
2作品とも満席でびっくり

まずは「ラストコーション」

R18指定があるので、ちょっと否だいぶエッチ!?
だから女性は少ないかと思いきや!この混みよう~
開映5分前に全席売り切れ。
観たい方こんなに多いとは!
ベネチア映画祭の金獅子賞受賞作品ですからね。
主演は好きなトニーレオン~
また監督はあの「ブローバック・マウンテン」のアン・リーです。
ハードなベッドシーンがあるとの噂が…
確かにベッドシーンハードです
でもいやらしいさより、お互いの内面までも探り遭うような息詰まる感じでしょうか。。
まあ大胆なシーンに呆気に取られたっていうのも事実・・・
舞台は戦時中の香港、上海
トニーレオン演じるイーは日本占領下の特務機関の顔役。
そのイーを暗殺するがため近寄る女スパイワン。
ワンはイーと逢瀬を重ね、誘惑する事に成功するが、イーの心に触れるうち彼の孤独の叫びに心が揺れてしまう。
二人とも至って平静を装い、表情からは心のうちは図れない。
その表情からは分からない心のうちを逢瀬を重ねるシーンによって、互いの心の変化を見せるあたりの上手さでしょうか。
ワン役の女優さん良かったです
オーディションで選ばれた新人だとか!!
清楚な学生から金持ち夫人にみごと変わっていくあたり
最後に道路封鎖された輪タクの上で見せる自嘲めいた笑いが目に残りました。。


次に「潜水服は蝶の夢を見る」

この作品観る予定なかったのですが、予告編や評を聞いてるうちに無性に観てみたくなりました。
年間数本こんな感じで急に観る気になる作品が
それがわりと良かったり
逆に観るぞ~~って期待大で行くと裏切られたり・・・
期待が大き過ぎるのも良し悪しですね。
で、これはフランス映画です。
主人公は突然の発作で全身麻痺となり、ただ1ヶ所動く左眼のまばたきで意思を伝え、自伝を書き上げた雑誌「ELLE]の元編集長の実話です。
主人公が目覚めたのは病院のベッドの上。
しばらくその主人公目線で話が進むので、不思議な感覚です。
重い題材を扱ってるわりに、映像の美しさと軽やかな音楽のせいかイメージフィルムを見ているような心地よさを感じさせてくれます。
フランス映画らしいウイットととでも言うのでしょうか、いろいろ考えさせられながらも、後味の良い良質な作品だと思います。
機会があったら是非