カモのいろ色日記~今日は何色?

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映画「王妃の紋章」

2008-04-24 | 映画

「王妃の紋章」
「HERO」「LOVERS」のチャン・イーモウ監督作品。
前2作もスケールも映像美も目を見張るものがありましたが、今回それを越えたかと思うほどの、眩いばかりの絢爛たる映像美です
ここまでやるか!というほどの色彩美

お話は王家の人々の愛憎劇ですが、王家だけにスケールが桁違い
王家の表の華やかさと愛憎劇の暗部が対照的で、より際立つように描かれています。
王妃のコン・リーはとにかく美しい~
そして王妃は意味ありげにいつも金糸で菊の刺繍をしているんですね!
まあ重陽の節句(菊の節句)のための刺繍という事なんですが・・・
実はこの黄色の菊に意味があるんですね
パンフをチラリと読んでなるほど
(原題「満城尽帯黄金甲」・・・これは唐滅亡の契機となった黄巣(こうそう)の乱の首謀者黄巣の詩の一節だとか。そして黄色の菊=黄金の甲冑、城を埋め尽くすとなると、見えてきますよね~
このへんが分かって観るとより面白いかなと

今回は忍者が縄を伝い崖から降りて来るシーンはCGじゃないと聞きましたが、じゃどうなってるの?っていうアクションシーンも満載
どうしても豪華絢爛なビジュアルに目がいきますが、でもこの華やかさとドロドロした王家の愛憎劇って、「家政婦は見た!」のノリで好きだったり・・・