カモのいろ色日記~今日は何色?

日常の出来事、感動した事、ときめいた事etc

東博に「顔真卿展」を〜

2019-02-07 | お気に入り

立春過ぎて、三寒四温?
今日は暖かい〜
時間できたので、ダッシュで上野に


東京国立博物館の平成館で開催中の
「顔真卿 -王羲之を超えた名筆-」展
行って来ました
大人¥1.600
今回、台北故宮博物院より顔真卿(がんしんけい)筆の「祭姪文稿」(さいてつぶんこう)が初来日!
あまり海外には貸し出されない作品のようです。
この「祭姪文稿」の待ち時間が70分と
平日なのに混んでます…
中国の方も多いよう。
日本人以上に興味あるのかな。
音声ガイド(¥550)ってあまり借りないのですが、
「祭姪文稿」の朗読・ワンポイントレッスンを声優の関俊彦さんが〜
関さんのお声大好きです
とにかく最初に観てしまおうと並びました
激情の書と言われる「祭姪文稿」
並んで待つ間、ずっと関さんの真に迫った朗読を聴きながら〜
気持ちを盛り上げて〜
やっと番が来たと思ったら、止まらずに観て下さいと
ゆっくり歩いても数秒で通り過ぎてしまいました。。
顔真卿は、中国唐時代の役人。
清廉潔白な人物だったようです。
そして書家として、初唐の三大家の伝統を継承しつつ顔法という筆法を生み出します。
顔真卿の蚕頭燕尾と言われる楷書、好きですね

この祭姪文稿は、安史の乱によって非業の死を遂げた甥の顔季明を供養した文章の草稿。
その文字からも悲痛と義憤が伝わる書と。
書道のお手本に使うこともありましたが、内容ほとんど知らず。。
知って書くといくぶん気分が違ってくるかしら


この「紀泰山銘」は唐の玄宗筆と!
泰山の壁面に彫られたものの拓本。
大きいですね
楊貴妃を愛したあの玄宗皇帝の書と思うとしみじみ観てしまう
これだけ写真OKと〜
他にも見応えある作品がたくさんあります!
初唐、太宗の時代の三大家
虞世南の「孔子廟堂碑」
欧陽詢「九成宮醴泉銘」
褚遂良「雁塔聖教序」など有名な作品も〜
この三大家によって楷書の典型が完成したと。
書道を習っていると良く臨書のお手本に~

空海国宝の作品も!
日本の能書家たちも、顔真卿やこれら中国の書家の影響を受けていると。
そして今日、私たちにも影響している漢字!
書って絵画に比べ分かり難いけど、
見てるうちに少し分かって来るかも〜
「顔真卿展」は2月24日まで。


外に出ると、紅梅が満開〜
メジロが数羽
春ですね〜