紺青小鉢

ミニマムな和の空間で、日本の伝統文化を再発見

国宝・重文ひとつもなし

2013年01月17日 | 美術館・博物館
薄暗い展示室にかすかに漂う木の香り。光に照らされた木彫りの円空仏が立ち並んでいます。東京国立博物館で開催されている「飛騨の円空」展。展覧会場にありがちのざわつき感がないような...年寄り達はじ~っと円空仏を見つめています。
国宝・重要文化財ひとつもありません。しかしノミひとつで彫りあげた円空仏を見ていると、そのほっこりした表情に心が和んできます。円空の魂が込められている円空仏...国宝や重文そんな格付けを超えた何かが宿っていました。
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