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(ベネズエラ連帯)昨年12月に暴露されていた米国のクーデター計画

2019-03-07 | ラテンアメリカ

 現在ベネズエラで行われているのは、米国がシナリオを書いたクーデター計画に沿った介入です。
 そこには3つの手段が明記されています。(1)マドゥーロ大統領の暗殺、(2)合法的政府の打倒、(3)暫定政府評議会の設置、3つです。昨年8月には未遂に終わったとはいえマドゥーロ大統領暗殺計画が実行に移されました。現在のクーデターは後者の二案を並行させて進めるものです。これが失敗すれば軍事侵攻という最後の手段に行き着くといいます。

 このクーデター計画は、ベネズエラのマドゥーロ大統領によって、昨年12月にすでに暴露されていました。
マドゥーロ大統領がベネズエラに対する新たな軍事的計画等を告発(ベネズエラ大使館)

 その具体的内容は、以下です

・ジョン・ボルトン米国国家安全保障問題担当大統領補佐官が、軍事的およびテロ的性質を帯びる一連の行動に向けた作戦を担い、指揮している。これには、ベネズエラの合憲的大統領の暗殺、合法的政府の打倒、及び暫定政府評議会の設置が含まれる。

・この計画には、コロンビア政府及び同国のイバン・ドゥケ大統領が直接的に関与、共謀している。

・現在コロンビア共和国ノルテ・デ・サンタンデール県のトナ市の一部地域に、コロンビア人及びベネズエラ人の傭兵734名からなるグループが存在し、準軍事的訓練を受けている。このグループの目的は、ベネズエラ・コロンビア間の国境で偽った名目の事件を作り出すことである。ベネズエラ国軍がコロンビアの部隊に攻撃したように見せかけ、軍事危機を引き起こし両国間の対立に持ち込み、ボルトン氏が指揮する介入計画の口実にしようという試みがなされている。

・ボゴダからわずか112km地点にあるクンディナマルカのトレマイダ米軍基地、及びバルパライソの南西、フロリダ州オカルーサ郡に位置するエグリン海軍基地においても、ベネズエラにおける軍事的及び準軍事的行動に向けた計画、準備、訓練が行われている。その目的は、カラカスから120kmの位置にあるアラグア州パロネグロのリベルタドール空軍基地、カラボボ州プエルト・カベ―ジョの海軍基地およびベネズエラ東部アンソアテギ州バルセロナの空軍基地に上陸し、占領し、中立化することである。

・ボルトンは、コロンビアを対ベネズエラ作戦の基地に変えた。コロンビアは対ベネズエラ攻撃に加わる準備をしており、そのため、最低限かつ合理的な外交ルートを維持することも拒否している。

・ボルトンの計画は、ベネズエラへの軍事的・暴力的作戦にブラジルを巻き込むものである。

・ジョン・ボルトンの圧力により、べネズエラでの機密作戦に向けた米国政府の秘密資金が4千万ドルから1憶2千万ドルに引き上げられた。この作戦は軍将校を買収「して違憲なクーデター行為に加わらせようというものである。米国政府は、祖国への反逆罪で追われているベネズエラ国軍元将校のオスワルド・バレンティン・ガルシア・パロモをこの買収活動に使っている。

 (by ウナイ)


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