今年の長崎平和宣言には特に強く共感しました。
本日のテレビで報じられた長崎の平和式典では、長崎市長によって長崎平和宣言が淡々と読み上げられ、列席していた安倍首相が憮然とした顔をしていたのが印象的でした。
この長崎宣言では、今年4月、ジュネーブで開催された核不拡散条約(NPT)での核兵器の非人道性を訴える共同声明に、80か国が賛同したにもかかわらず、日本政府が署名しなかったことを強く批判しています。しかも、その署名しなかった理由が「人類はいかなる状況においても核兵器を使うべきではない」という文言が入っていたからなのです。宣言の指摘するとおり、「核兵器の使用を状況によっては認めるという姿勢を日本政府は示した」ことになるのです。
日本政府のこの異様な態度は、米国の行動の自由を縛ることになるのを懸念したものだと言われています。政府は日本に原爆を落としたのはいったいどこの国なのかを忘れてしまったのでしょうか。
長崎宣言は、さらに、インドとの原子力協定交渉の再開を批判しています。インドはNPTに加盟せず核保有しているのです。
それは北朝鮮に対する態度とのダブルスタンダードであり、未だ深刻な状態にある福島原発事故への反省のない原発推進です。
全文はこれ→ http://www.city.nagasaki.lg.jp/peace/japanese/appeal/
みなさんもぜひ読んでみてください。そして、同感した方は、賛同のクリックをしてみてください。こうしたことに一人でも多くの市民が関心を持ち、賛同していることを示すことが大切だと思います。(鈴)