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「われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する」

(ベネズエラ連帯) ベネズエラ・ラテンアメリカ短報No.7

2021-06-18 | ラテンアメリカ
ベネズエラ・ラテンアメリカ短報No.7
( 2021年6月17日 )



(ペルー要点)
・ 全国選管によってカスティージョ勝利が報じられた。カスティージョ8,835,579票(50.125%)、フジモリ8,791,521票(49.87%)。44,058票差。 / フジモリは敗北を認めず、根拠なく不正があったと主張し続けている。現大統領サガスティはフジモリの不正告発を拒絶。国際監視団も正常選挙を確認。 / フジモリは米国の支援の下にクーデターを画策しているのではないかと一部で報じられ、ペルー国内でもラ米・カリブ諸国その他でもクーデター反対運動が高まりつつある。 / 軍は、憲法秩序に対する敬意を表明し、クーデターの試みから自らを引き離すと表明。
・ 今回の大統領選で予想外のカスティージョ1位という状況になった経緯の説明がteleSUR(6/2)に掲載されている。 / 要点を列挙すれば次の通り。 1)カスティージョの支持は地方農村で圧倒的。それにプラスして都市の若者。 2)世論調査員は遠隔地の農村へは足を運ばない。政府にも大手メディアにも見捨てられた地域の人々がカスティージョを支持。 3)昨年11月に「議会クーデター」があり、1週間のうちに2度も大統領が代わる激動。人民の怒りが爆発。【その時の状況を後に添付】 4)90年代のフジモリ政権(父親)のとき以来、民主主義の圧殺と汚職・腐敗の横行。 5)人民は政治家に極度の不信。 6)COVID-19パンデミックが追い打ち。人民生活がいっそう悪化。 7)そのような下で、貧困層と若者に熱烈に支持されたカスティージョが登場。

(コロンビア要点)
・ 予備的合意への署名を大統領が行わないまま弾圧を続けているので、6月に入って事態の打開をめざして「全国人民議会」開催へ。そこで、ドゥケ政権とその新自由主義政策の打倒、平和的な抗議行動の合法化、新たな道路封鎖の推進、警察の残虐行為に終止符を打つために全国的な抗議行動を延長すること、などを提案。 / さらにその後、国家テロによる犠牲者を増やさないように新たな戦略を検討。7月20日に大規模な動員を行い、複数の法案を議会に提出する予定。それへ向けた議論、協議などをおこなう。
・ 6月6~8日に首都ボゴタで開催された「全国人民議会」では、闘争のいっそうの組織化とラディカル化をめざし、草の根からのリーダーシップ構築を追求。 / 22の要求リストを提示。その主要なものは次の通り。 1)軍と警察の指導部全体に対する免職、裁判、処罰。 2)軍隊や準軍組織による人権侵害や組織的殺人に加担している市長、知事、裁判官、検察官の即時解任。 3)反暴動機動部隊(ESMAD)の解体。 4)警察を、国防省と軍の指導者の手から切り離し、人民の力となるようにすること。 5)大規模資本の税免除の撤廃と累進的かつ恒久的な税金。 6)それらの資源を、保健医療、教育、労働に振り向けること。 7)IMF、世界銀行、OECDとの断絶。 8)生活費に応じた給与の増加。 9)ファミリー用商品の付加価値税の撤廃。 10)解雇・停職の禁止と労働改革の廃止。等々。

        ――  ――  ――  ――  ――  ―― 

(ペルー)

teleSUR Published 16 June 2021
Leftist Teacher Castillo Wins Peru's Presidential Elections
(ペルー: カスティージョ、大統領選に勝利)

火曜日(6/15)、全国選挙プロセス局(ONPE)は、6月6日の選挙で投じられたすべての票の数を締めくくった。ペドロ・カスティージョ50.12%、8,835,579票。ケイコ・フジモリ49.87%、8,791,521 票。44,058票差。 / 1,880万人以上のペルー人が国内外で投票。有効投票1,760万票、100万票以上の無効票、121,477票の空白票。 / 全国選挙審査委員会(JNE)は、まだ正式に次期大統領を宣言していない。元独裁者アルベルト・フジモリの娘は、カスティージョが大統領になるのを防ぐために、審査委員会に選挙の無効を要求し続けている。 / カスティージョは支持者に勝利宣言の演説。

teleSUR Published 15 June 2021
Pedro Castillo Rejects Attempt to Annul Peruvian Elections
(ペルー: カスティージョ、選挙無効化の試みを拒絶)

teleSUR Published 15 June 2021
Peru's Armed Forces Disassociate Themselves From Coup Attempts
(ペルー: 軍はクーデターの試みから自らを引き離す)

ペルー軍は、月曜日(6/14)、憲法秩序に対する敬意を表明し、6月6日の大統領選挙の勝者としてペドロ・カスティージョの公式宣言をまだ待っているこの南米の国のクーデターのバージョンから自分自身を切り離した。

Peoples Dispatch June 15, 2021 by José Carlos Llerena, Vijay Prashad
The coup that is taking place in Peru (ペルーで起こりつつあるクーデター)
ペドロ・カスティージョは大統領選挙の第2ラウンドで勝利したが、彼の対戦相手はそれを認めることを拒否した。ペルーの忠実な右翼(loyal right)と新たに任命された米国大使の支援で緊張が高まるのではないかと、多くが懸念を抱いている。

読売新聞 2021.6.13
左派政権現実味 ペルー動揺 / 通貨下落・物価上昇
ペルー大統領選は、選管当局の開票結果では急進左派のペドロ・カスティジョ氏(51)が、中道右派のケイコ・フジモリ氏(46)を僅差で上回っている。疑問票の審査などが続くが、左派政権の誕生に現実味が増し、社会には動揺も広がる。 / カスティジョ氏「富の再分配」 「地方の『忘れられた人たち』の声が反映された結果だ」。 ・・・ / 2020年のデータによると、1ヵ月当たり191ソル(約5300円)以下で生活する「極貧困層」の約6割が山岳地帯に集中している。 / 北部山岳地帯の農家で育ったカスティジョ氏は、「富の再分配」をうたう。富裕層への増税や、資源エネルギー産業の国有化など、貧困層に配慮した政策を掲げ、山岳部など地方で人気を集めた。 ・・・

ラテン・アメリカの革命的大衆闘争 2021.06.12 Saturday
ペルー:サガスティ大統領が不正選挙の告発を拒否 http://latinpeople.jugem.jp/?eid=1673
ラテンアメリカの政治家から続々とお祝いのメッセージが送られてきており、それには、ペルーの田舎教師の選挙はラテンアメリカの大衆組織、農村労働者、先住民運動の勝利を表していることが強調されている。一方、検察はフジモリが汚職事件の捜査中であり、証人との接触制限を順守していないとして予備拘束を要請している。

teleSUR Published 11 June 2021
Peru: President Sagasti Rejects Accusations of Electoral Fraud
(ペルー: サガスティ大統領、選挙不正の告発を拒絶)
公式データによると、左派候補のペドロ・カスティージョは、投票の50.18パーセントで大統領選挙のレースをリードしている。 / ペルーのフランシスコ・ガサスティ大統領は、金曜日(6/11)、国際的なオブザーバーが提供する情報は、大統領選挙の第2ラウンドが通常の方法で行われたことを確認していると述べた。 / 金曜日の午後、サガスティ大統領は、米州機構(OAS)の監視団との会合を開き、6月6日の選挙に関する報告書を正式に受け取る。 / 一方、他の観測ミッションの報告は選挙プロセス全体がクリーンで透明な方法で行われたことを示していると、ペルー大統領は確認した。

teleSUR Published 11 June 2021
LATAM Leftist Politicians Rejoice Castillo's Victory in Peru
(ペルー: ラ米左派政治家たちがカスティージョの勝利を喜ぶ)
ボリビア大統領ルイス・アルセ、アルゼンチン大統領アルベルト・フェルナンデス、ニカラグア大統領ダニエル・オルテガは、選挙が行われた「自由で民主的な」環境を強調する祝辞を送った。 / エクアドルの元大統領ラファエル・コレア、ブラジルの元大統領ルラ・ダ・シルバとディルマ・ルセフ、コロンビアのピエダッド・コルドバ元上院議員も、カスティージョの勝利を喜んだ。 / お祝いのメッセージは、ペルーの農村教師の選挙が、ラテンアメリカの人民諸組織、農村労働者、先住民運動の勝利を表していることを強調した。

teleSUR Published 2 June 2021 
Peru: History-Shaping Presidential Elections This Weekend
(ペルー: 歴史を形成する大統領選挙は今週末)
【要約】
今度の日曜日(6/6)は、ラテンアメリカのまた一つの歴史的に決定的な瞬間である。 / 労働組合の指導者であり教育者でもあるペドロ・カスティージョは、新憲法を書く約束をし、地方と、都市の若者のセクターからの圧倒的な支持を得て、最初の大統領選ラウンドでトップに躍り出た。 / カスティージョは2002年に政治的キャリアを開始。2017年に給与をめぐる教師のストライキで彼は著名な人物になり、2020年10月には左翼の「自由ペルー」党から大統領に立候補すると発表。 / 最初の選挙ラウンドでの彼への支持の多くは、遠隔地の農村地域からのものであり、世論調査員が触れることはめったになく、政府によってもほとんど忘れられていた地域である。カスティージョのクリーンな政治と新憲法というメッセージは、長年ペルーの政治を苦しめ悩ませてきた汚職スキャンダルにうんざりしていた多くのペルー人に大いにアピールした。 / ペルーは近年、一連の政治危機を経験しており、政治システムの最上部に重大な不安定性を引き起こしている。昨年11月、当時の大統領マルティン・ビスカラが弾劾され、ペルー人民は1週間の内に3人の大統領という事態になった。議会は、ビスカラの任期が満了する5か月前に彼を弾劾し追放した。それは、議会クーデターとして糾弾され、大衆的デモと国全体の社会不安へと導いた。クーデターの組織者でありペルー議会の当時の議長であったマヌエル・メリノがビスカラに取って代わって大統領となった。 / メリノの大統領職は短命だった。彼の政府は、大部分が平和なデモ参加者に対して過度の力で反応し、その結果、警察の残虐行為の圧倒的な爆発から、2人の若者が死亡し、数十人の抗議者が行方不明になった。国際的な非難とますます多くなる抗議者による要求の中で、メリノは就任後わずか5日で辞任を余儀なくされ、暫定大統領のフランシスコ・サガスティに代わった。【議会クーデターに加わっていなかった党からサガスティ議員が選ばれた。中道とされている。このサガスティのもとで今回の大統領選挙。】 / ペルーは、Covidパンデミックによってひどく打撃を受けた。南米でCovid-19の1人当たり死者数が最も多い。経済はパンデミックの影響を深く受け、2020年には11%縮小。220万人以上が職を失った。何年にもわたる政治スキャンダルと汚職容疑で政治家への信頼が極度に低下。 / 現在のペルーの政治危機は、1990年代のアルベルト・フジモリ政権に端を発している。フジモリはペルーの民主主義を窒息させ、立法府を迂回し、主に行政命令によって統治。彼は2000年に解任され、その後人権侵害で裁判にかけられ有罪判決を受けた。 / 悪質な政治紛争のサイクルは、ペルーの政治生活のすべての層に腐敗を広めた。元大統領はすべて、汚職の罪で調査または起訴されている。2018年の時点で、市長の94%が調査中であり、議員の半数以上が非難されている。 / 最近の社会不安と大規模なデモは、カスティージョの主張である憲法改正の要求と透明な政治プロセスに焦点を当てている。 / 2021年の選挙に向けて、この政治運動の最も有望な結果は、若い世代の関与である。


(コロンビア)

teleSUR Published 15 June 2021
Colombia: National Strike To Adopt New Fighting Strategies
(コロンビア: 全国ストライキ委員会、新たな闘争戦略採用へ)
全国ストライキ委員会は7月20日に大規模な動員を行い、7つの法案を議会に提出する。 / 火曜日(6/15)、全国ストライキ委員会(CNP)は、国家テロが4月28日からイバン・ドゥケ大統領に抗議しているコロンビア人に影響を与えることを防ぐための新しい戦略を発表した。 / CNPが毎週水曜日におこなっていた大量動員を一時的に中断する。 ・・・ しかし、大量動員の中断は、今後数日間で行動計画の精緻化に力を注ぐためのもので、抗議が解消されることを意味するものではない。

Prensa Latina 2021.6.15
Colombian Strike Committee proposes new plan of action
(コロンビア: ストライキ委員会は新たな行動計画を提案)
全国ストライキ委員会は、本日(6/15)、政府の政策に反対して4月28日に始まったストライキの系統的なイニシアチブを一時的に停止し、新しい行動計画に取り組むことを決定し合意した。 / 記者会見で、グループの代表者は、平和的な社会的抗議のための最小限の保証の事前合意を忘れたイバン・ドゥケ政権の態度のためにそのような決定を取ったと説明した。 / 政府の行動は、77人の殺人、2,008人の拘禁、304人の行方不明者、106人の女性の性的暴行被害者、74件の若者の眼切断、公の場での多くの負傷者をもたらした。 / 新しい行動計画には、コロンビア社会のさまざまな異なるセクターの対話、集会、会議、フォーラム、協議、その他の緊急レポートを社会化するための活動が含まれる、と彼らは詳細に説明した。 ・・・

Prensa Latina 2021.6.14
Anti-government demonstrations will continue in Colombia
(コロンビア: 反政府デモは続く)
コロンビアでデモとストライキは今日も続くが、政府と全国ストライキ委員会との協議は依然として停滞している。

teleSUR Published 10 June 2021
Anti-Riot Squad's Violent Tactics Left 50 Colombians Injured
(コロンビア: 反暴動機動部隊の暴力で50人が負傷)
水曜日(6/9)の夜、メデリン、カリ、ポパヤン、パスト、ブカラマンガで警察の残虐行為が解き放たれた。

Peoples Dispatch June 9, 2021 by Peoples Dispatch
After six weeks, the mobilizations in Colombia continue
(コロンビア: 6週間後、動員は続く)
新たな動員が呼びかけられている。抗議する権利を保証し、諸部門によって提起されている要求の交渉を前進させるために、政府が予備的合意に署名することを要求。 / 今日6月9日、全国ストライキ委員会は、要求を推し進めるために新たな動員を求めた。・・・ / 全国人民代表大会 「People’s Congress (Congreso de los Pueblos)」、「National Peasant Platform (Coordinador Nacional Agrario – CNA)」、「Black Communities Process (PCN)」を含む社会運動は、6月6~8日にボゴタ市で「全国人民議会(National People’s Assembly)」を呼びかけた。議会は、すべての労働者、教師、学生、医師、農民、先住民とアフリカ系コミュニティ、女性とLGBTQ運動、人権団体、進歩的な政治指導者などの参加を呼びかけた。 / BosaのClaretian Collegeで行われたこの議会は、闘争を組織してラディカル化する努力の中で、これらのセクターのさまざまに異なる要求を提示し、草の根からのリーダーシップを構築することを追求した。議会は、多くの人が、全国ストライキ委員会が全体を適切に代表することができないと感じたために結成された。議会には、全国ストライキ委員会の構成部分である諸組織や労働組合も含まれている。 / 「全国人民議会」は、また、労働者階級と人民セクターの根本的な問題に対する構造的解決のための22の要求のリストを提示した。 / これには次のような内容が含まれている。ここ数週間の間に抗議者を撃ち、拷問し、強姦し、消す命令を下した軍と警察の指導部全体に対する免職、裁判、処罰。社会的抗議の中で、軍隊や準軍組織による人権侵害や組織的殺人に加担している市長、知事、裁判官、検察官の即時解任。反暴動機動部隊(ESMAD)の解体。警察を、国防省と軍の指導者の手から切り離し、人民の力となるようにすること。 / さらに、議会は、次のことを要求した。大規模資本の税免除の撤廃と、それを大きな財産に対する累進的かつ恒久的な税金に置き換えること。それらの資源を、保健医療、教育、労働に振り向けること。IMF、世界銀行、OECDとの断絶。一般的に生活費に応じた給与の増加。ファミリー用商品の付加価値税の撤廃。解雇・停職の禁止と労働改革の廃止。公的年金制度での年金改革とAFPsの廃止にノー。すべての人のための無料の公的高等教育と医療サービス。抗COVID-19ワクチンの公的生産のために特許の排除。土地所有者、銀行、大手不動産会社からの土地の収用と、それを農業活動やまともな住宅施設のために農民や市民へ配分。等々。 / 3日間の議論の後、議会の参加者はClaretian Collegeからボゴタ南部のPortal Resistenciaまで行進した。

Prensa Latina 2021.6.7
Colombia: strikes continues, negotiations are adjourned
(コロンビア: ストライキは続き、交渉は中断)
政府と全国ストライキ委員会との協議決裂後、大衆的抗議行動は今日も続いている。 / 労働組合と学生団体などが集まる委員会は、この日曜日(6/6)、政府が社会的抗議の保証に関する事前合意に署名しなかったため、交渉を中断することを決定したと発表した。 / コミュニケを通じて、政府は関心がないと断言し、意図的に緊急計画の交渉を遅らせたと指摘した。

ラテン・アメリカの革命的大衆闘争 2021.06.05 Saturday
コロンビア:抗議行動は全国大衆議会の設置へ http://latinpeople.jugem.jp/?eid=1668

teleSUR Published 4 June 2021
Colombians To Set A National Popular Assembly To End Crisis
(コロンビア: 危機を終わらせるために「全国人民議会」を設置する)
数回の対話の試みが失敗した後、コロンビアの社会運動は、6月6日、7日、8日にボゴタに「全国人民議会」を設置し、イバン・ドゥケ大統領に国民の要求に応じるように圧力をかける。 / この議会は、ドゥケ政権とその新自由主義政策を打倒し、平和的な抗議行動を合法化し、新たな道路封鎖を推進し、警察の残虐行為に終止符を打つために、全国的な抗議行動を延長することを提案する。 ・・・

ラテン・アメリカの革命的大衆闘争 2021.06.04 Friday
コロンビア:政府が交渉を拒否し、抗議行動は継続へ http://latinpeople.jugem.jp/?eid=1667

teleSUR Published 2 June 2021
Colombians Keep Protests After Govt. Failed To Reach Agreement
(コロンビア: 政府が合意に達しようとしなかったので抗議継続)
火曜日(6/1)、イバン・ドゥケ大統領は、国が直面している経済社会危機に終止符を打つ緊急計画の交渉を拒否した。 / 火曜日(6/1)の夜、コロンビアの全国ストライキ委員会(CNP)は、組織の指導者が政府と再度会談したが合意に達することなく、イバン・ドゥケ大統領に対する抗議は続くと発表した。「平和的なストライキは、政府が経済社会危機に終止符を打つ緊急計画の交渉を拒否したため、継続する。」

ラテン・アメリカの革命的大衆闘争 2021.06.02 Wednesday
コロンビア:交渉を進展させるため道路封鎖を徐々に解除へ
コロンビアで路上障害物が撤去され始める
2021年6月1日 teleSUR発

ラテン・アメリカの革命的大衆闘争 2021.05.30 Sunday
コロンビア:警察の激しい弾圧の中、1ヶ月となる抗議行動
カリの「恐怖の夜」― デューケが部隊の増強で火を付ける
2021年5月29日 teleSUR発
カリの夜の弾圧で10人が殺された後、コロンビアのイバン・デューケ大統領は兵士を3倍に増強した。 / 全国ストライキ委員会(CNP)によれば、このような措置はデューケが危機の解決に責任を持つ意志がないことを示したものである。 / ストライキは元気で強い。デューケの治安部隊の弾圧にもかかわらず、デモはほとんどの都市で行われている。 / CNPとの対話が確立しているにもかかわらず、危機を終わらせるための協定に署名することをデューケはぐずぐずと拒んでいる。政府が道路とハイウエイの封鎖の中止を合意の条件としているので、交渉は現在行き詰まり状態にある。 / CNPはそのような押しつけを受け入れることを拒否し、そのわかり人道的な回廊を開くことを提案したが、政府は受け入れなかった。両者の違いを考慮して、両当事者はこの問題の討議を継続するために日曜に会談することに合意した。 ・・・

Peoples Dispatch May 29, 2021 by Peoples Dispatch
National strike in Colombia completes one month, the struggle continues
(コロンビア: 全国ストライキは1ヵ月、闘いは続く)
新自由主義的な税制改革法案の否定から始まったこの闘争は、社会的不平等を深めて人口の大部分から基本的権利を奪うだけの政策に終止符を打つための、構造的な変化を要求する社会的蜂起に変わった。

teleSUR Published 28 May 2021
327 Colombians Still Missing One Month After Social Outbreak
(コロンビア: 社会的爆発1ヵ月、327人がまだ行方不明)

Prensa Latina 2021.5.28
Negotiation over protests in Colombia remains stalled
(コロンビア: 抗議行動に関する交渉は停滞している)
全国ストライキ委員会は、本日(5/28)、緊急文書の交渉の停滞についてイバン・ドゥケ政府を非難した。社会的抗議活動に関する予備合意への署名が遅延しているため。 / ・・・ / 4月28日以降、抗議行動が続き、抗議者に対する警察の暴力も続いている。60人の死者を出した。

      ――  ――  ――  ――  ――  ―― 

【昨年のペルーの状況】

(ペルー要点)2020.11.19
・ 11月9~10日、議会クーデター。支配層内部の対立による。 / 9日、議会がビスカラ大統領解任を決議。10日、議会議長メリノが大統領就任(残り任期、来年7月まで)。 / 憤慨した若者中心に抗議デモ。またたく間に拡大し、連日続く。弾圧で2人死亡。抗議行動がいっそう激化。 / 15日、メリノが大統領辞任。16日、議会クーデターに加わっていなかった党派から新大統領を選出せざるをえなくなった。 / コロナ・パンデミックの中で、9月段階で600万人以上の失業者【ペルーの人口は2020年3,280万人】。9月から10月にかけて抗議行動が激化。人民の不満が高まっている下で、議会クーデター。これをきっかけに人民の不満が爆発。【来年4月に大統領選】

livedoor News 2020年11月17日
ペルー新大統領に中道派国会議員が就任、1週間で3回目の交代
[リマ 16日 ロイター]
- ペルー国会は16日、新たな暫定大統領にフランシスコ・サガスティ議員を選出した。国会によるビスカラ氏の大統領罷免、ビスカラ氏の後に暫定大統領となったメリノ氏の電撃辞任と、過去1週間で立て続けに国家元首が交代して混乱が続く国内情勢の沈静を図る。 / 世界銀行に勤務した経験を持つ76歳のサガスティ氏は、中道派「紫の党」に所属し、賛成97、反対26で暫定大統領に選ばれた。来年4月11月に予定される大統領・議会選挙の実行を含め、7月までの政権任期いっぱい大統領職を務める見通しだ。

teleSUR Published 16 November 2020
Francisco Sagasti Elected New Interim President of Peru
(ペルー: フランシスコ・サガスティが暫定大統領に)
月曜日(11/16)のペルー議会は、フランシスコ・サガスティをBoard of Directorsの新しいリーダーとして選出し、同時に、彼を前大統領のマヌエル・メリノの後継者として国の大統領に任命した。 / フランシスコ・サガスティは、リマ(首都)で生まれ、産業エンジニア、研究者、そしていくつかのテキストの著者。彼はMorado党の議員であり、元世界銀行の代表であり、マルティン・ビスカラ前大統領の欠員に投票した下院議員のリストには含まれていなかった。【議会クーデターの主勢力の外から選ばざるをえなかったということ。】

ラテン・アメリカの革命的大衆闘争(長永)2020.11.17 Tuesday
ペルー:若者の闘いが暫定大統領を辞任へ追い込む http://latinpeople.jugem.jp/?eid=1522
ペルーの人々がマヌエル・メリノの辞任を祝う
2020年11月16日 teleSUR発
ペルーの国家警察が抗議行動を弾圧し、土曜日夜に二人の若者の殺害を引き起こした。この暴力事件はメリノに辞任を促すことになった。 / ペルーの人々は日曜日にマヌエル・メリノ暫定大統領の辞任を祝った。警察の残虐行為にもめげない路上での市民の抗議行動によって彼は追放された。 / 若い人々が通りに出て、「ペルー万歳」、「Let's go Peru 」や「Yes we can.」といったスローガンを叫びながら共和国議会本部に向かって行進した。

Prensa Latina 2020.11.15
Manuel Merino resigns as Peru's president under people's pressure
(ペルー: マヌエル・メリノ、人民の圧力で大統領辞任)
マヌエル・メリノ大統領は日曜日(11/15)に辞任を発表した。ペルーが経験しつつある政治危機に対するデモの高まりを考慮して、議会が彼に直ちに辞任するよう求めた。 / 解任されたマルティン・ビスカラの代わりに事実上大統領に指名されたメリノは、短いメッセージの中で、政治体制を尊重し、国の状況が国の利益のために正常化することを望んでいると述べた。 / メリノが率いる議会の決定により、ビスカラを政権から外し、新政権を樹立した。これはクーデターと見なされる出来事であり、国のいくつかの都市で多数の動員を引き起こし、土曜日(11/14)の全国行進で最高潮に達した。

teleSUR Published 14 November 2020
Peru’s Youth Have Mobilized in Indignation: Veronika Mendoza
(ペルー: 若者が憤慨して動員 / ベロニカ・メンドーサ)
「新ペルー運動」党のリーダーで、左派大統領候補であるベロニカ・メンドーサは、彼女の国の現在の不安定の背後にあるものを説明した。 / 11月9日、ペルー議会がマルティン・ビスカラ前大統領の弾劾を決議し、国の総選挙までの残り5か月間、国家元首として「アクシオン人民党」のマヌエル・メリノを任命した。その後、大規模な抗議行動が起こった。 / ペルーの左翼は、元新自由主義大統領のビスカラの支持者ではないが、彼よりもさらに右の勢力によって行われたビスカラ大統領弾劾を糾弾している。
新自由主義と闘う
現在の論争は汚職の申し立てから始まったが、現在の抗議は国家の深刻な危機に関わるものであり、極右のフジモリ独裁政権の遺産に対する反乱である。 / 「1992年、アルベルト・フジモリは、国家を不安定にするクーデターで新自由主義憲法を課すことを決定した。これにより、健康や教育などの権利が民営化され、ペルー人は年金制度を失い、政治と民主主義は経済力グループの手に委ねられた。それは、・・・私たちをこの劇的な状況に導いた。」 / 今回の動員は大部分が自発的である。メンドーサは、国の若者が主要な行動者であると見ている。

teleSUR Published 13 November 2020
Peru: Crisis Deepens as Protests Surge Amid Police Brutality
(ペルー: 警察の残虐性のなかで抗議が広がり危機が深まる)
国家警察は、木曜日(11/12)、催涙ガス爆弾とペレットを使用して、リマの歴史的中心部での平和的な大規模な抗議を阻止した。 / 警察の迫害は、University Park、San Martin Plaza、Metropolitan Highwayなど、首都のさまざまな場所に広がった。 ・・・ / ペルー人民は、マルティン・ビスカラ大統領の解任とマヌエル・メリノの大統領への就任を拒否し、3日連続で街頭に出た。

teleSUR Published 12 November 2020
Peru's People Call for National March Against President Merino
(ペルー: Merino大統領に反対して全国的抗議を呼びかけ)
ペルーの社会的・政治的諸組織は、マルティン・ビスカラ前大統領の解任とマヌエル・メリノの共和国大統領への就任に反対する全国的な抗議を求めた。

teleSUR Published 10 November 2020
Peru: Dozens of People Protest Against Vizcarra's Dismissal
(ペルー: 大統領解任に抗議)
数十人のペルー人が、月曜日(11/9)、マルティン・ビスカラ大統領を解任するという議会の決定に反対して、自発的にリマの街路でデモをおこなった。 / 動議は105票、反対19票、棄権4票で承認され、必要な87票(3分の2)をはるかに上回った。 / 火曜日(11/10)の議会本会議で、議会議長マヌエル・メリノがペルーの新大統領に就任する。

teleSUR Published 9 November 2020
Congress Votes to Impeach Peru's President Martin Vizcarra
(ペルー: 議会がMartin Vizcarra大統領を弾劾)
議会議長マヌエル・メリノは、この火曜日(11/10)に国の新しい首長として就任する予定。 / 議会本会議は、マルティン・ビスカラ大統領に対する「永続的な道徳的無能力」のために大統領の空席を求める動議を承認した。

ラテン・アメリカの革命的大衆闘争(長永)2020.10.01 Thursday
ペルー:医療労働者がCOVID-19に立ち向かうために条件の改善を要求
Peru:Health Workers Demand Better Condition To Face Covid-19
2020年9月30日 teleSUR発
 火曜日、ペルーの医療労働者たちがパンデミック中の雇用保証と労働基準の改善を要求する抗議行動を新たに開始した。 / 公衆衛生制度(EsSalud)の労働者たちは48時間の全国的な抗議行動を通告し、政府が要求に応じないならば、無期限にシャットダウンすると警告した。また、ペルー医療連合のスタッフもデモに加わった。

teleSUR Published 25 September 2020
Peru: More Than 6 Million Unemployed Due To COVID-19 Pandemic
(ペルー: COVID-19パンデミックのため600万人以上の失業者)
ペルーでは失業率が8%であるので、COVID-19のパンデミックにより600万人以上が失業していることになると、労働相Javier Palacios が木曜日(9/24)に報告した。

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