脳内一人旅日記・改

登山、ロードバイク、一人旅好きのつれづれなるブログ。

じじばば旅行記番外編・2 フィロソフィ

2006年12月24日 | 一人旅
当然ながら、この時点でメイド喫茶に潜入するわけにはいきません。
断腸の思いで池袋を通過せねばなりませんでした。


時間の流れと車が進むスピードにはあまりに開きがあります。
当初目論んでいたのは、じじばばと夕食を共にし家まで送り届けた後で、レンタカーを返却してから電車で池袋まで向かうというものでした。おいらの住んでいる市は、ばあちゃんの住まいから池袋までの間に位置しています。

返却期限はこの日の次の日でよかったのですが、駐車料金と遅れるリスクを考慮すればその目論見は得策です。

しかし、レンタカー屋の営業時間は20時まで。すでに時は19時過ぎ。乗り捨てを考えても、とても間に合わない時間になっています。この選択肢は捨てざるを得ませんでした。


そうした中、高速を進むと東北道・川口方面への分岐点に差し掛かります。この分岐の標識を見て初めて、その方面を経由して目的地までたどり着くルートが存在することに気付きます。分岐先の高速道路は渋滞していません。


渋滞していなければ数秒も経たぬうちに分岐を通り過ぎてしまうところですが、今の状況では分岐までの数百メートルも長い距離です。考える時間は十分にあります。


標識に表示された情報によれば、このまま高速を進んでも渋滞は続く模様。分岐して迂回ルートを辿ればこのまま進むよりも早く着けるかもしれない。しかし、迂回ルートはこのまま最短距離を進むルートよりも一般道を走る距離が長く、もし高速を降りた先で渋滞していたらさらに時間がかかってしまう事態にもなりかねません。


このまま最短ルートで高速を降り、一般道を通った場合の渋滞による遅延のリスクと渋滞してなかった場合のリターン、そして、迂回ルートを採った場合の同様のリスクとリターンを比較します……


って、なんて理屈っぽいんだ!
自分で書いてて嫌になるわ、これは


まあ、当時のおいらは真剣そのものだったんですけど。
んで、結局結論はというと迂回ルートを採用することになります。
つまりは比較検討したところで埒が明かなくなったんですわな。


思考回路が一瞬ショートした後、無意識的にハンドルを迂回方面に切っていました。っていうか、思考回路はショート寸前?なんだっけ、これ。まあいいや。


そして、高速はすいすい進みインターチェンジを出て問題の一般道を走ることになるわけですが、恐れていたことに真っ赤なテールランプが見事に列を成していました。


俺の命運も尽きたか…。
一度は諦めの境地に至ります。


しかし、程なくして渋滞は解消。車の数は多かったもののなんとか法定速度以上を保って走れるようになります。


といっても時間が押している状況に変わりはありません。同時においらの尿意も最高到達点をゆうに越えていました。

あせりに加えて尿意の急激な高まりは、おいらの貧乏ゆすりの反復速度を倍加させます。


カタカタカタカタカタ!!カタカタカタカタカタ!!


静まり返った車内にその振動音だけがかすかに伝わっています。


しかし、こんな極限状態でありながらも我は決して立ち止まることは許されません。っていうか、膀胱炎を本気で心配したので家に帰った後にネットで調べましたからねえ、症状を。だったら途中でコンビニにでもどこでもトイレに寄れよって話ですが。


なんとか順調に進んでじじばばの住まいの一つ手前の市にあるバーミヤンで夕食をとることになったんですが、膀胱が今にも破裂しそうで車から降りたら前かがみでとことこ歩いてる感じでしたわ。


一直線にトイレに急行。


ふう…


安堵の声を漏らし天を仰ぎます。


そして、夕食の時間と相成りますがおいらにはまだやらなければならない仕事が残っておりました。
トイレを終えると、一度店内を出て二つのアイテムを車から取り出し、改めて席に座ります…。


続く。


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2 コメント

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Unknown (kaz)
2006-12-25 08:24:15
セラムンですね。

Ayaya+ですね。





ってか君の足から発せられるピストン運動の様が想像ついて爆笑したい所だが、またもや電車内。
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Unknown (てら)
2006-12-25 18:04:15
わざわざご回答いただききょうくの極みに存じます。
セラムンか!

っていうか、ぼくはAyayaで爆笑させていただきましたよ。君もまあピンポイントで掘り起こしてくるよなあw物持ちがよければ高く売れたんですよねえw
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