脳内一人旅日記・改

登山、ロードバイク、一人旅好きのつれづれなるブログ。

じじばば旅行記・5 ラルクアンシエル

2006年12月19日 | 一人旅
白糸の滝は、たまたま地図で河口湖周辺の観光地を探っているときに見つけました。地図上では本栖湖からもけっこう距離がある感じでしたが、ネット情報では車で1時間半足らずということだったのでとりあえず計画に盛り込んでいたのです。


あくまでもとりあえずなわけで、優先順位が高い場所ではありません。河口湖からは一旦南下するという、ちょっとめんどくさいルートなので計画段階では1日目に時間があれば寄れたら寄ろう、もし寄れなければ次の日に回そう、とぐらいにしか考えておりませんでした。

しかし…
何の気なしに行った白糸の滝が、今回の旅行の中で最大の感動を呼ぶ観光地になったのです。


道中、全く渋滞することなく順調に進み、河口湖のホテルを出発してから2時間ほど経った午前11時頃に白糸の滝に到着します。


がら空きの駐車場に車を停め、いざ滝つぼ付近へと歩を進めました。
滝つぼへは割と長い階段を下っていかなければなりませんでした。上から滝つぼを見ることができ、そこで三脚を立てて写真撮影をしてる人もいます。


おいらはここで少し迷います。ばあちゃんのことです。
足が悪いばあちゃんにこの階段の上り下りはきつくないだろうか。ここから見える風景だけでも満足してもらえるのでは。

しかし、せっかくここまで来たんだしちゃんと見て帰らないのはもったいない、ばあちゃんはしっかり俺が手を取って付き添っていれば問題ないだろう、という結論に達します。


そうして、階段を下り滝つぼまで来てみると思いも寄らない風景が…!







時は奏で~て思いはあふ~れ~る~♪

空中のアーチですよ!
レインボーですよ!



こんなでかい虹を間近で見ることなんて、今までの人生で初めてです!
もちろん、じいちゃんばあちゃんも大喜び。感嘆の声を上げ、こんなすばらしいものを見てまた長生きできる、なんて一言もw

いやー、全然眼中になかった白糸の滝がこんなに素晴らしいところだったとは。
やっぱ、この旅は夏の一人旅同様、神が降りているなと思った瞬間でした。

おみやげやさんで買い物ついでにおばはんに話を聞いてみると、どうやら秋の空気が澄んでる時期で、しかも天気が良くないとなかなか見れないという希少なものらしいことが判明。
感激もさらに高まります。


写真にもはっきり写るぐらいに虹がかかってんだもんなあ。
ほんと来て良かったわー。
何度も言いますがよかったよかったー。


白糸の滝を後にし、次は泊まったホテルへ忘れ物を取りに向かいます。
元来た道を引き返したわけですが、途中の道には富士五湖の一つである精進湖がありました。他の湖と比べてかなり小さくマイナーであるため、立ち寄る計画はなかったものの、白糸の滝からの帰り道で湖畔を一周することになります。



特段これと言って印象に残っているものはないんですが、精進湖を巡ったことで富士五湖のうちの4つを制覇したことになりました。


ホテルで無事忘れ物を回収後、河口湖畔で昼食を取ることに。
2ヶ月前の旅行の時に河口湖畔でほうとうを食ったことを思い出し、もう一度行ってみることにしたのでした。

前回の時と全く同じ店で食ったわけではなく違う店にしたのですが、これがまた客が誰もいないんですね。じいちゃんが思わず、「この店はちゃんとやってるのかー?」なんてでっけえ声を出す始末。店の奥のほうから「やってますよー」って反応があるもの、店員の姿は見えず。


食堂が2階にあったので2階に上がったわけですが、一瞬広い店内かなと思ってしまいます。でもよく見たら壁全面が鏡だったですわ。なんか意味あるのか?広く見せかけるだけのものか?これは?

レジは出入り口から一番遠い場所にあり、そこにぽつんとおばはんがいるだけ。そして、お冷・おしぼりを持ってきた際「注文はその場で言ってください」と一言。

まあほかに客もいないし店内も狭いんで問題はないですけど、どうも店の選択を間違えたようです。

おまけに出てくるのがおせーおせー。
30分ぐらい待ってやっときたはいいものの、味はというと、ここでじいちゃんの一言。

「高速のパーキングのほうがよっぽどうまい」

続く。


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