375's ROAD TO BOSTON/ゴールは虹の彼方に

米国在住ランナーの究極目標「ボストンマラソン」とアメリカ50州制覇を目指す人生の旅日記。

【大会レポート】第25回ロサンゼルスマラソン

2010年03月25日 | 大会レポート 2010


3月21日(日曜日)、ロサンゼルスマラソンに参加する。第25回の記念大会。今年から「STADIUM TO THE SEA」のコースに一新され、前評判は上々。天候にも恵まれ、ほぼ最高のコンディションで当日を迎えた。

前回のフルマラソンから4ヶ月。走り込みは十分できていたので、当然自己ベスト狙いだったが、そう簡単に結果が出るほどマラソンは甘くない。今振り返ってみれば、Elevation Chartで見る以上に坂が多く、決して易しいコースではなかった。そのわりにはうまく走れた、と自己評価できるかもしれないけれど。

以下、マイルごとのラップ。

1st Quarter
-01mile 9分32秒…上り+混雑
-02mile 8分13秒(17分45秒)
-03mile 8分00秒(25分45秒)
-04mile 8分50秒(34分35秒)…上り
-05mile 9分27秒(44分03秒)…上り
-06mile 8分01秒(52分04秒)

ドジャースタジアムの外周を1周し、LAのダウンタウンに下りて、ハリウッド方面に上っていく最初の10km。参加人数が多いわりにスタートコラルが狭く、最初の1マイルはかなりの混雑。いつものジョギングと変わらないようなスピードしか出せず、いきなり9分32秒もかかった。球場からダウンタウンまでは下り。ここで想定ペースの8分台前半に立て直す。しかし進路が西に向かってからの4マイルと5マイルの上りはかなり長く、体もまだ温まっていなかっただけに予想外に時間がかかった。昨年の「飛ぶ豚」マラソンの序盤戦を思い出す。あの時のように後半追い込みの展開に持ち込むしかなくなってきた。

2nd Quarter
-07mile 8分13秒(1時間00分17秒)
-08mile 8分21秒(1時間08分38秒)
-09mile 8分16秒(1時間16分54秒)
-10mile 8分17秒(1時間25分01秒)
-11mile 8分12秒(1時間33分13秒)
-12mile 8分12秒(1時間41分25秒)
-13mile 8分38秒(1時間50分03秒)

7マイルを過ぎると、遠くの山に有名な「HOLLYWOOD」の文字が見えてくる。沿道にはヤシの木も増え、南国のリゾート気分が高まってきた。このあたりからは下り基調のコースを軽快に飛ばす。もっと飛ばしたい欲もあったが、下りで飛ばしすぎると脚に来てしまうのは目に見えているので、8分台前半のペースに抑えながら、できるだけイーヴンペースを守る。10マイル付近からがハリウッドの中心街。チャイニーズシアターなどの名所が集中し、前半のハイライトを迎える。

3rd Quarter
-14mile 8分08秒(1時間58分11秒)
-15mile 8分12秒(2時間06分23秒)
-16mile 8分13秒(2時間14分36秒)
-17mile 8分33秒(2時間23分09秒)
-18mile 8分55秒(2時間32分04秒)
-19mile 8分37秒(2時間40分41秒)
-20mile 8分54秒(2時間49分35秒)

ウエストハリウッド~ビバリーヒルズ~センチュリーシティ~ウエストウッドの区間を走る。有名なロデオドライヴを過ぎたところが17マイル。このあたりを境にやや脚が重くなってきた。前半下りが多かっただけにダメージが早く来たのか、マイルごとのラップも8分台後半に落ちる。苦しくなってきたところで、タイミングよくUCLAのチアガールの大応援。数百人にも上ろうかと思われるカラフルな衣装の女の子たちの声援に励まされて立ち直り、20マイル地点は2時間49分台で通過。その後の展開次第ではまだまだ自己ベスト更新もなくはないと思ったが…。

Last Quarter
-21mile 9分34秒(2時間59分09秒)…上り
-22mile 9分06秒(3時間08分15秒)
-23mile 9分34秒(3時間17分49秒)
-24mile 8分55秒(3時間26分44秒)
-25mile 8分35秒(3時間35分19秒)
-26mile 8分11秒(3時間43分30秒)

21マイルの上り坂で息の根を止められた。元気であればたいした坂ではないと思うのだが、このタイミングではキツかった。周囲を見ると、半分以上のランナーは歩いている。自分もほとんど歩きそうになりながら乗り越えたものの、以後23mileまでは脚を進めるのがやっと。どうなることかと思ったが、再び下り基調になったところで、息を吹き返す。ここからが起死回生の粘り。25マイルで西海岸随一のリゾート、サンタモニカビーチに到達する。海沿いの道路を走る最後の1マイルは、気持ちのいいそよ風を浴びながらリゾートランの醍醐味を満喫。すっかり舞い上がった気分でゴールを駆け抜けた。こんなところでランナーズハイになってどうする?と突っ込まれそうなラストスパートだった。

Finish Time 3時間45分10秒(8:35/mile)。

自己歴代4位。シカゴ(3:41:36)、フィラデルフィア(3:42:02)、飛ぶ豚(3:44:43)の3強には及ばなかったものの、それに近いところまで追い上げたのは、コースを考えれば大健闘かもしれない。
全力を出し切ったので、終わってみれば満足。

ゴール後は、寿司レンジャーつながりのラン仲間である快速ミニーちゃんと健闘を讃え合い、ミニーちゃんと別れた後は、LA在住の友人M子ちゃんとゆっくりサンタモニカの休日を楽しんだ。


★「ヤッソ800」で有名なバート・ヤッソ氏のサイン会がEXPO会場で行なわれた。


★改善の余地がある問題点のひとつ・・・と思えるのが、スタートコラルの狭さ。ランナーをかきわけながら前の方に行こうとしたものの、4時間のペーサーの後方にたどりつくのが精一杯だった。ドジャースタジアムまでの交通渋滞も半端ではないので、かなりの時間的余裕を見ておかないと厳しい。


★3時間07分台で完走したミニーちゃんと2ショット。


★第25回記念大会の完走メダルと、オフィシャルグッズ・コーナーで入手した帽子($20)。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
すごい安定した走りだ。 (じょうちゃん)
2010-03-28 12:36:33
375さん、完走おめでとうございます。
どんな条件、コースで走っても2-3分の誤差で
色々な大会を走れると言う安定さは
ものすごい能力だと思います。
それが一気に次のレベルに入って、
そこでまた安定した期間に
入られるんでしょうね。
これからも続けて応援させて頂きまする。
返信する
PRコースではなかったものの…。 (ミナコヴィッチ)
2010-03-29 03:08:59
じょうちゃん、応援ありがとうございます。
平坦で最後は下りのPRコースという思い込み
とは全然ちがう上り坂が次々と現われたので
その場その場で作戦変更しながら走ったわりには
よく走れたほうかもです。
次は一息入れて、NJですね。
ご一緒できるのを楽しみにしています。
ボストンはウェブ速報を見ながら応援させて頂きまする。
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