犬に牛乳を与えると下痢をする犬としない犬がいます。
これは乳糖分解酵素ラクターゼに個体差があるからです。
普段下痢をしない犬でも体調によって下痢をする場合もあります。
この場合の下痢には下痢止め薬効果は現れにくくなります。
腸内細菌のバランスが牛乳によって崩れるとなかなか元に戻りません。
場合によっては一生涯軟便になることもあるようです。
牛乳は子牛が飲むものであって人間には必要のないものだとする専門家もいます。
子牛の飲むものですから犬にも必要ないと言えるでしょう。
カルシウム補給のために犬に与えるとしても、牛乳のカルシウムはほとんど乳糖と結合しています。
乳糖分解酵素ラクターゼがないと分解出来ません。
分解出来ないと下痢、悪性ガスの生成、他の栄養素の吸収阻害や肝機能障害を引き起こす恐れもあります。
牛乳を与えてはいけない理由としては上記のことがよく言われますが、それ以外にも理由があります。
家畜には病気予防・治療、成長促進の為に様々な動物医薬品や飼料添加物が使用されています。
使用規制はあるものの、不適正に使用されるとそれらが牛乳に残留する恐れがあります。
牛乳は多くの薬物に汚染されているといえます。
また、殺菌法にも問題があります。
日本ではUHTという超高温殺菌法を採用しています。
120度以上で2秒間殺菌するという方法です。
この温度でたんぱく質含まれているトリプトファンが発ガン物質へと変化します。
外国人が
「日本の牛乳は本当の牛乳ではない」
「日本の牛乳は不味い」
「日本の牛乳は焦げ臭い」
という原因はここにあります。
それでけでなく、牛乳パックの内側には消毒に使用した発ガン性のある過酸化水素が残留しています。
牛乳は加熱により多くの栄養素を損失し、可溶性カルシウムは吸収されないくらい破壊され、しかも発ガン物質を含むのです。
低温殺菌(65度で30分)の牛乳もありますが、これは消化が悪く強いアレルギー性をもっています。
もうひとつの危険性は乳牛の飼料に遺伝子組み換え作物が使用されているということです。

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