Lovely London

1996年から2000年まで過ごしたロンドンでの出来事を記録したものです。
2014年のパリとロンドン旅行も記載中

YORK一泊旅行(1997/9/13)

1997-09-13 | 旅行

YORKまでの道のりは遠かった。朝7時出発の予定が遅れて8時過ぎになったとはいえ、3時間延々とM1高速を時速90Mile(約165Km)で飛ばしてもなかなか着かない。11時過ぎに子供たちの要望でSAでお昼を取ることになった。
高速を降り、一般道を30分ぐらい走ってやっとYorkについたのは12時半。だが、街の中に入るのに今度は渋滞。これはとても街を観光して今日中に家に帰るのは無理と判断した僕は、Family向けB&Bを紹介した本で事前にチェックしておいた、Family RoomがあるYorkのPark Courtホテルに電話し予約した。今すぐにチェックインして欲しいとのことだったが、場所が皆目分からない。住所は分かるが、詳細な地図がない。そこから歩いて5分のCentral Centerを探しに車で渋滞の道をうろうろと廻ったが、初めての土地なので、現在地を把握できない。30程うろついたあげく、Information Centerに駆け込み場所を調べた。そこには通り名の場所だけでホテルの位置までは確認することはできなかった。やっとホテルにたどりつけたのが1時半だった。

「 YORKは、紀元71年にローマ人により創建された。ローマ軍の本部が置かれ、皇帝の宮殿もあった町。後にヴァイキングに占領されたが、ノルマンコンケスト後、急速に発展し、ロンドンに次ぐ第二の都市、そして、宗教の北の中心地となった。 YORKの町を歩いているとイギリスの歴史に出会う。町を取り囲む城壁は、ローマ時代に基礎が置かれ、中世に築かれたもの。高くそびえたつミンスターは、250年の歳月を費やしてつくられたイギリス最大の中世建築で、その間のいろいろな建築様式が取り入れられている。
 木骨造りの家にはさまれた路地は、ほとんど完璧な形で現在に至り、ローマ時代や中世の雰囲気が満ちている。ヴァイキングは建築物こそ残していないが、彼らが通りのことを“gate”と呼んだ習慣などは今も生きている。また、華やかな赤煉瓦の建物はビクトリア時代のもの。
 一つの町の中に、異なる文化がごく自然に生きながらえ、かつ共存されている、YORKがイギリスの歴史のミニチュアを言われるゆえんだ」 地球の歩き方より

その日は、クラフトフェアーを覗いたり、かわいいスタンプ店に行ったり、ケーキが美味しいカフェで濃厚な蜂蜜入りのミルクを飲んだり、ぐるぐると町の中を散策して歩いた。町のあちこちで見かけるのは、「夜8時からゴーストツアーに参加しませんか」の看板で、このYORKの名物の様だ。
 次の日は、9:00にチェックアウトしてまず前の日乗れなかったバスツアーの代わりに車で人気の少ない(侵入禁止が解除されている)町中を徘徊した。駐車し、次にバイキング博物館に入った。子供はバイキングの服を着、手には剣と盾を持って、自動操縦の車にのり、バイキングの村にタイムスリップ。凄いと思ったのは、建物などの風景と音に加え、魚の焼いたにおいや、家畜の臭いまでを再現?させていることで、これには感動してしまった。
ミンスターを見学しようとが、ちょうど日曜日のミサの最中で、入って教会の最下列に並んで皆と一緒に牧師の話を数分聞いた。外に出て、5人でほっぺがリンゴ色の陽気なおじさんが運転する馬車で、町を一周した後で、軽くお茶を飲み、1時頃YORKの町を後にした。

途中で電池切れになり、撮影継続不能になってしまった。