地上を旅する教会

私たちのすることは大海のたった一滴の水にすぎないかもしれません。
でもその一滴の水があつまって大海となるのです。

決意【ローマ法王訪韓を契機にわれわれ自身を振り返ってみよう=韓国】

2014-08-11 21:38:19 | Weblog



イエスは、天に上げられる時期が近づくと、
エルサレムに向かう決意を固められた。

「ルカによる福音書」/ 09章 51節
新約聖書 新共同訳



佐世保から長崎に入った私は、
小高い丘の上から下を眺めていました。
10歳くらいの少年が歩いてくるのが目に留まりました。
おんぶひもをたすきにかけて、幼子を背中にしょっています。

少年の様子はあきらかに違っていました。
重大な目的を持ってこの焼き場にやってきたという、
強い意志が感じられました。

足は裸足です。

少年は焼き場のふちまでくると、
硬い表情で、目を凝らして立ち尽くしました。
少年は焼き場のふちに、


5分か10分も立っていたでしょうか。


白いマスクをした男たちがおもむろに近づき、
ゆっくりとおんぶひもを解き始めました。
私は、背中の幼子が、
すでに死んでいることに気づきました。


男たちは幼子の手と足を持つと、ゆっくりと葬るように、
焼き場の熱い灰の上に横たえました。
幼い肉体が火に溶けるジューという音がしました。

それからまばゆいほどの炎がさっと舞い上がりました。
真っ赤な夕日のような炎は、
直立不動の少年のまだあどけない頬を赤く照らしました。


その時です。
炎を食い入るように見つめる少年の唇に、
血がにじんでいるのに気づきました。
少年があまりにきつく噛みしめているため、
唇の血は流れることなく、
ただ少年の下唇に赤くにじんでいました。

夕日のような炎が静まると、少年はくるりときびすを返し、
沈黙のまま焼き場を去っていきました。
背筋が凍るような光景でした。

(「焼き場に立つ少年」ジョー・オダネル)
http://nezu621.blog7.fc2.com/blog-entry-2347.html


『目撃者 : 写真が語る20世紀』 : 朝日新聞創刊120周年記念写真展
= Witnesses : a retrospective photo exhibition of the 20th century
落合杳子, 北上昌子編集 朝日新聞社, c1999


※ジョー・オダネル氏は、
アメリカ海兵隊員であり、従軍カメラマンでした。



▲『生贄の島』曽野綾子 (写真)

★沖縄集団自決訴訟 元守備隊長の梅沢裕氏死去 

■産経新聞 2014年2014年8月7日 12:08

        
        
▲梅澤裕さん

 先の大戦末期の沖縄戦で座間味島守備隊長を務めた元少佐で、旧日本軍が住民に集団自決を命じたとする作家、大江健三郎氏の「沖縄ノート」などの誤った記述で名誉を傷つけられたとして提訴した梅沢裕(うめざわ・ゆたか)氏が6日、老衰のため死去した。97歳。通夜は9日午後6時、葬儀・告別式は10日午前9時半、兵庫県西宮市鳴尾町5の1の28、ユアホール甲子園で。喪主は長男、泰裕(やすひろ)氏。

 最新の研究で軍命令説は崩れており、訴訟でも「戦争を知らない人によって真実がゆがめられた。自決命令は出してない」と“無実”を主張した。しかし1、2審判決では、自決命令について「証拠上断定できない」としながらも軍の関与は否定できないとして、名誉毀損の成立が認められず敗訴。23年4月の最高裁決定で上告が退けられ、確定した。

(産経新聞 2014年2014年8月7日 12:08)



▲『沖縄 渡嘉敷島 集団自決の真実』曽野綾子
(大江健三郎氏の沖縄ノートのウソ)



★【社説】ローマ法王訪韓を契機にわれわれ自身を振り返ってみよう=韓国

■ 中央SUNDAY/中央日報日本語版 2014年08月10日13時00分  

http://gensen2ch.com/archives/11100904.html

フランシスコ法王の韓国訪問を契機に韓国の社会構成員は「巨大な質問の壁」と向き合うことになった。カトリックで言う七罪宗のうち、それ自体が罪であり他の罪の根源になる驕慢と貪欲に対し改めて考え自省する懺悔の機会を持つことになったのだ。カトリックではすべての悪は驕慢から始まって、貪欲にその根元を置いていると説明している。驕慢が不完全な自信にとらわれることならば、貪欲は物質と無駄な妄想に誘惑されることだ。

こうした意味から最近の韓国社会を騒がせているユン一等兵暴行死亡事件、セウォル号沈没事故などもこうした人間の悪魔的本性から始まったとみることができる。数カ月早く入隊したという理由で新兵を暴行できるという驕慢と、これを通じ「存在の意味」を求めようとした兵士たちの呆れ返る貪欲。また、事件の真相が明らかになる場合、自分たちのポストが揺らぐことを懸念し縮小・隠蔽に汲々とした軍幹部の姿にも驕慢と貪欲の痕跡が残っていた。



安全は後回しにしたまま若い学生たちを相手に金儲けに没頭したある宗教指導者の悲劇的な終末で私たちは人間の驕慢と貪欲が人間の尊厳性を破壊し社会に大きな害悪を及ぼす過程を鳥肌が立つほど生々しく目撃した。金品ロビーを受けて法改正をした容疑で検察の捜査対象となった野党議員や、癒着の汚名とともに拘束令状が請求され息子の家に札束を隠した与党議員の不正を見て、多くの国民は権力の限りない貪欲にうんざりしている。自分たちの公的地位を私的な金儲けの手段に変質させる破廉恥な行為に、「人間は気まぐれで、嘘つきで、貪欲にぎっしり埋まり、こうした貪欲は敵の略奪よりももっと有害だ」というマキャベリの指摘にうなずかせる。



廉恥を知って義理と志操を重要視したわれわれの高尚清廉の精神はどこへ行き、人権を踏みにじる浅薄な資本主義が横行することになったのか。仏家でそれほど警戒した貪・瞋・痴の三毒が韓国社会の所々に入り込み、他人をうらやましがり、ささいなことに怒る愚かさが幅を利かすのではないのか。



そんな私たちにフランシスコ法王の訪韓は宗教的意味以上の社会的含意を持つ。大統領をはじめとする韓国の指導層は「なぜ世界はフランシスコ法王に熱狂するのか」という質問とともに、苦痛を受け貧しい人のための勇気と希望が込められた彼のメッセージに注目する必要がある。彼はアルゼンチンで194人の犠牲者を出した2004年の火災事件に言及し、「われわれは十分に泣かなかった」と話した。軍隊で暴行されて死亡し、修学旅行の途中に海でおぼれて死亡した若者たちのために、韓国社会がどれだけ十分に泣いたのか反問してみよう。

(中央SUNDAY第387号)
http://japanese.joins.com/article/747/188747.html?servcode=100§code=110



強制連行そんな話今まで聞いたことないよ。

(『新報道2001』2014.8.10(日) 放送)


主の御顔【エボラ感染の米国人宣教師2人、 隔離病棟で治療 試験薬投与で回復傾向との報道 】

2014-08-11 08:34:08 | 今日の御言葉



主の目は義人たちに注がれ、
主の耳は彼らの祈にかたむく。

しかし主の御顔は、
悪を行う者に対して向かう」。

そこで、もしあなたがたが
善に熱心であれば、

だれが、あなたがたに
危害を加えようか。


「ペテロの第一の手紙」 3章12, 13節
新約聖書 口語訳



この世の最大の不幸は、
貧しさや病ではありません。

だれからも自分は必要とされていない、
と感じることです。


マザーテレサ 
(マザーテレサ『マザーテレサ語る』より)



★エボラ感染の米国人宣教師2人、
隔離病棟で治療 試験薬投与で回復傾向との報道

◆クリスチャントゥデイ 2014年8月10日


http://www.christiantoday.co.jp/articles/13820/20140810/us-missionaries-ebola.htm

エボラ出血熱に感染した女性米国人宣教師を運ぶ飛行機はリベリアを離れ5日、米国に到着した。

リベリアの宣教師、ナンシー・ライトボルさんは現地でエボラ熱に感染し、特別に装備された米疾病管理予防センター(CDC)の飛行機により、米国に帰国。彼女はエボラ熱にかかった米国人宣教師としては2人目となる。すでに彼女の同僚であるケント・ブラントリー医師は2日、米国に戻り、治療を受けるためジョージア州に運ばれている。

ライトボルさんの教会のジョン・マンロー牧師によれば、彼女は「控えめ」で「非常に謙虚」な人だという。彼女と夫のデイビッドさんは15年間宣教師として働いていたが、リベリアに滞在していたのは昨年8月から。夫妻はキリスト教系NPO団体「サービング・イン・ミッション」と協力して現地で活動。この団体は同じくキリスト教系団体である「サマリタンズ・パース」とも活動を共にしていた。彼女は宣教師たちを助け、病院で看護師たちと一緒に働き、デイビッドさんは技術サービスの監督として働いていた。

「私たちはキリストが私たちのためにしてくれたこと—それは永遠の命をくださったことと救いのゆえに、祝福を受けています。私たちは他に何ができるでしょう?」 米CNNは、夫のデイビッドさんが、籍を置くノースカロライナ州シャーロットのカルバリー教会のメンバーとのスカイプセッション中にこう語ったと伝えた。

「ライトボル夫妻は大宣教命令を文字通り受け取ります」。マンロー牧師は米CBSニュースにそう語る。「私たちは彼らに、米国に戻りなさいとは言っていなかった」と、マンロー牧師はエボラ熱の流行が始まった頃のことを思い出した。「私たちは、彼らが戻ってくるための支援は喜んで行おうとしていました。夫妻は『まだやるべき仕事が終わっていない、それは続けなければなりません』と言っていました」

米国にエボラ感染者を受け入れることについて多くの批判があったにもかかわらず、政府はその受け入れを決定。マンロー牧師はまた、ライトボル夫妻が「危険に追い込むだろう最後の人であろう。彼らは最高の医師の助言、治療を受けられますし、もしこのウイルスがナンシーさんを通じて広がる可能性が少しでもあるのなら、彼女を家に帰らせず、隔離するという手段を取ることになるでしょうから」と指摘する。

彼女の息子ジェレミーさんは、しばらく会っていなかった両親と再会することを熱望している。彼は自分の母親の容態と生存の可能性について、「慎重ながら前向き」であると説明した。

「私たちは母の状態がこれからどうなるのかということについて、心の中では慎重になろうとしています」とジェレミーさんは米CBSに語った。「母が、ブラントリー博士がそうだったように、飛行機から自力で歩いて出ることができるのか分かりませんが、私たちは母にまた会えるようになることを切望しています」と言う。また、「母のおかげで、特効薬や治療法が解明され、苦しんでいる人たちが救われる助けとなることを望んでいます」と付け加えた。

報道によると、エボラ熱に感染した米国人宣教師の2人は、「ZMapp」と呼ばれる未承認薬を現地で投与され、特別機で米国に帰国した。2人は回復傾向にあると伝えられているが、未承認薬による効果かどうかは明確には分からない。現在2人は、ジョージア州の大学病院にある隔離病棟で治療を受けている。

(クリスチャントゥデイ 2014年8月10日)



▲米国人医師のケント・ブラントリー(Kent Brantly)氏。西アフリカのリベリアの首都モンロビア(Monrovia)近郊で撮影。キリスト教系支援団体サマリタンズパース(Samaritan's Purse)提供(撮影日不明、2014年7月30日提供)。(c)AFP/SAMARITAN'S PURSE/JONI BYKER


★「日々元気に」、
エボラ感染米国人医師の手紙公開

◆AFPBB News 2014年8月9日

http://www.afpbb.com/articles/-/3022721

【8月9日 AFP】西アフリカのリベリアでエボラ出血熱患者の治療中に感染し、米国に帰国して治療を受けている医師のケント・ブラントリー(Kent Brantly)氏(33)が書いた手紙が8日公開された。ブラントリー氏は手紙の中で、「私は日々元気になってきています。この恐ろしい病気と闘ってきた中で賜った神の慈悲に感謝しています」としている。

 手紙はブラントリー氏が、今月2日から入院している米ジョージア(Georgia)州アトランタ(Atlanta)のエモリー大学病院(Emory University Hospital)の隔離室で書いたもので、同氏が働いていたキリスト教系支援団体サマリタンズパース(Samaritan's Purse)のウェブサイトに公開された。(c)AFP