テレビが絶望的につまらないので、
YouTubeばかり観ています。
以前、登録している番組について
書きましたが、
その後、登録番組が増えたので、
そのことを報告し、
一つ面白い事例があったので、
最後に書きます。
総選挙があったこともあり、
増えたジャンルは政治もの。
まず、青山繁晴チャンネル「僕らの国会」。

自民党の参議院議員で、
後援会、支援団体を一切持たないという、
国会議員としては珍しいポリシーの持ち主。
その心意気は前から感心していましたが、
リアルタイムの情報を得るために登録。
基本的に公設秘書の三浦女史とのかけあいで
今起こっている事態について見解を述べるやり方。
先の総選挙で敗北した石破総理を厳しく断罪。
両院議員懇談会でも、
面と向かって石破総理に辞任を求めた硬骨漢。
大体10万から20万の再生数。
議題によっては100万再生に近いこともあり、
個々の事柄に青山さんが答える
ショートも面白い。

三橋テレビ

評論家の三橋貴明さんのチャンネル。
今起こっている政治課題、経済課題に見解を述べる。
財務省批判で有名。
極めて正しいことを言っているが、
失礼ながら、容貌と語り口に品がないので、
相当損をしています。
常時20万代以上の再生数。
言論テレビ

櫻井よし子さんのチャンネル。
やさしい語り口でありながら、
厳しい舌鋒で政権批判、リベラル批判をします。
常時40万を越える再生数。
次は教養、蘊蓄篇。
サイコパスおじさん

幅広く蘊蓄を語る番組。
2万再生くらい。
時々7万を越えることがあります。
大人の学び直しTV
これも蘊蓄番組。
10万を越える再生数。
そして、旅Tubeが、以下のとおり増えました。
YOUTABI TV
ママチャリ一台でアメリカ横断、カナダ横断を成し遂げた
「長野の田舎者」が、
今度は香港からロンドンまでの自転車旅を開始。
特に中央アジアの各国の走破は白眉。
見たことのない景色、
珍しい光景に目を見張り、
回教圏の社会の在り方に心を刻む。
電動アシストにしたらさぞ楽だと思うが、
ママチャリにこだわり、
険しい峠の坂道を息を切らして登る。

野宿をしたり、ガソリンスタジオに泊まったりしながら、
現地の人々のやさしさに触れる。
アクセス数は意外に少なく、1万弱。
おのだ Onoda

精力的に旅をこなす人。
時々ビジネスクラスやファーストクラスのレポートをする。
今、スカンジナビア航空がスカイチームに新加入してのキャンペーンで
年内にスカイチーム15社を乗ったら、
100万マイル差し上げるというイベントに挑戦中。

福岡→ソウル(仁川)→広州→バンコク(一泊)
→ジャカルタ→クアラルンプール(一泊)
→シンガポール→ホーチミン→台北(一泊)
→福州→上海
と、4日間で8社制覇。
大韓航空、ケニヤ航空、ガルーダ航空、KLM オランダ航空、
ベトナム航空、中国航空、厦門航空、中国東方航空。
残り7社。
軽費は航空券だけで、25万4千円。
あとは、空港内のホテル代だけ。
観光はしない。
食事はラウンジで無料で済ませる。

100万マイルを獲得すると、
700万円ほどの価値があるらしい。
ご苦労様なことです。
再生数10万台。
Haru Daily

女性旅Tuber、ハルさんの旅日記。
結構高いホテルに泊まったりの優雅な旅。
フィジー篇は他の旅Tuberがまだ手を付けていない場所だ。
見た目では、いいとこのお嬢さんの雰囲気。
5万再生位。
TOMO'S TRAVEL
海外ではなく、日本国内を巡る。
「三重県の県下最大級の繁華街がゴーストタウン化していた…その理由は?」
などとテーマを決めて深掘りする。

かなり研究の成果が伺え、ためになる。
韓国にも出かけ、
ソウルにあるスラム街のレポートには驚かされた。
5万再生位。
SU CHNNEL

中国旅などを展開。
最近の重慶観光は
中国の発展を伝えて面白かった。

5万再生。
ものによって20万を越えることもある。
ザック

副題に「仕事を辞めた30歳」とある。
東南アジアを中心に町を巡る。
特徴は自撮りが少ないこと。
冒頭で「今、私は○○にいます」という部分で
顔をさらす以外は、常に周囲の情景を写す。
これは正解で、
視聴者は別に報告者の顔を見たいわけではない。
自分の顔を写すのはやめて、
周囲の景色を写してもらいたいのに、
何か皆、勘違いをしているようだ。
その点、ザックさんのカメラは、常に前を向いている。
食事の時も、食べている顔を写したりせず、
食べ物をずっと写す。

もう一つの特徴が、
他のYouTuberが結構良いホテルに泊まっているのに対し、
一晩1000円以下の安宿、
シャワーも湯が出ない廃墟のようなゲストハウスに好んで泊まる。
さすがにシーツに滲みがある不潔感ただよう宿では、
薄手の寝袋みたいのに入って、接触しないようにして寝る。
食事もストリートフードを食べ、
小さな屋台や狭い食堂で現地の人のための
100円以下のものを食べる。
その姿勢は尊敬に値する。

屋台で水物を買って飲むのを見て、
私などは震えあがった。
名所観光ではなく、繁華街を散策し、
道路では気楽に「ハロー」と声をかけ、
「どこから?」という問いに
「日本だよ」と答える。
再生数は6, 7万程度。
どん底旅行

一切ナレーションなし。

説明は字幕でのみ。

映像はきれいで、紀行番組並だが、
再生数は217や240と少ないのが、不思議。
どこにでも行くドスコイ

おネエのようなキャラクターで、
時々現地でも女性と間違われる。
自分のことを「ドスコイ」と呼ぶ。
おネエらしく、とにかく饒舌。
最後にこのドスコイさんが遭った事件を報告します。
ブルネイに行く計画で、
その前にマレーシアのコタキナバルに立ち寄り、
そこで事件が起きた。
パスポートを無くしたのだ。
携帯とパスポートをバッグの同じポケットに入れたため、
携帯を出す時、落としたらしい。
ホテルをチェックインした時は確かにあったので、
その後通ったモールや商店街を辿っても見つからない。
ホテルに戻って訊くと、
パスポートはチェックした後、確かに返したという。
もう一度モールを巡り、落とし物はなかったかと
事務所に尋ねても、落ちていなかったという。
領事事務所に行って申告しようとしたが、
領事事務所は夕刻で閉じた後で、翌朝行くことにする。

仮に領事事務所で受け付けてもらえても、
帰国のための渡航書が出るだけなので、
その後計画していたブルネイ、
オーストラリアの旅行は断念しなければならない。
飛行機やホテルのキャンセルで、
30万円ほどの損害だ。
以前、ベトナムで財布を無くしたことがあるという。
その時は、バスの中にあって戻ってきた。
台湾でも財布をなくした。
ロシアに着いた途端に無一文になったことがある。
しかし、パスポートを無くしたのは、初めてだ。
もう一度モールを巡り、
懊悩しつつホテル一泊すると、
(パスポートがあった時にチェックインしたから泊まれたが、
その前だったら野宿だ。)
視聴者さんからダイレクトメールが届いていた。
「コタキナバルに旅行で来ている者です。
本日、コタキナバルを散策中に、
警備員の方に、
日本人かと声をかけられ、
『日本人のパスポートを預かっているのだけれど、
この人を知らないか』と言われました。
もしかしたら、あなたのかもしれないです!」
(どうやら、ブログかツイッターに
パスポートを落としたことを書いたらしい。)
メールでやり取りして場所を聞き、
そこに行ってみるが、パスポートは落ちていない。
(当たり前)
警察に行き、事情を話すと、レポートが作成された。
(ただ、マレーシアには、
落とし物を警察に届ける、という文化はないという。)
警察を出て、元の場所に戻ると、
そこに二人の警官がいて、談笑中だった。
話しかけ、ポリスレポートを見せると、
「連絡してみる」とどこかに電話。
2分後、警察車が現れ、
テーブルを設置し、何かファイルのようなものを持って来て、
中から、何か赤い物を取り出した。
無くしたパスポートだ!

というわけで、無事、パスポートが戻ってきた。
「死んだペットが生き返ったような感じ。
お墓も作ったのに」
キャンセルしたのは、オーストラリアのホテルだけで、助かった。
という、パスポート紛失の一幕。
今、旅Tuberはものすごく多い。
好きな旅行をして、YouTubeで発信し、
広告料をもらって、
その資金を次の旅に回す。
うらやましい。
広告料が入るには、
一定の基準をクリアしなければならず、
そこまで至るには大変だろうが、
経済的に成り立っている人がいるのも確かだ。
私ももっと若かったら、やっていただろうが、
時代が先に行ってしまった。